美肌レシピNo.7 『パプリカの肉詰め』 by ターブルドール
美肌レシピNo.7 『パプリカの肉詰め』 by ターブルドール
☆盛夏の美容食
先月から厳しい暑さが続いています。暑いとついつい冷たくて喉越しの良いもので食事をすませがちですね。暑さの中でお料理をするのは大変ですが、冷たいものを食べてばかりいると消化器が弱り夏バテになりますので、健康のために、ちゃんと温かく調理したものを召し上がっていただきたいです。
今回は残り物の冷やご飯を活用して簡単にできる、ヘルシーでかつ美容にも良い「パプリカの肉詰め」をご紹介します。皆様もご存知と思いますが、パプリカはビタミンCを多く含み、お肌にも良い食材です。中に詰めるご飯にはミネラルが豊富な雑穀も合わせ、疲労回復のビタミンB1を含む豚肉、ニンニク等を使いました。味付けにはトマトのピューレを用いましたが、トマトも美肌成分がたっぷりですね。東洋医学では夏には「心」を養わねばならないようで、食材では赤い色のものが良いそうです。その意味でもパフリカやトマトを使っている今回のレシピはお勧めです。
まだまだ暑さは続くと思いますので、夏を乗りきる美容食として、是非、お召し上がりください。
美肌レシピ『パプリカの肉詰め』
<材料> 4人分
パプリカ(赤・黄・緑)各4個(大)
☆ 豚ひき肉 400g
☆ 冷やご飯 大さじ3
☆ 雑穀(乾燥) 大さじ1
☆ 玉ねぎ(みじん切り)1個
☆ にんにく(みじん切り)1片
☆ パセリ(刻み) 大さじ2~3
☆ パプリカ(粉) 大さじ1
☆ 塩 小さじ1/2
鶏のブイヨン 300㏄
トマトピューレ 200㏄
薄力粉 適量
塩、こしょう 適量
(作り方)
1、 みじん切りにした玉ねぎとにんにくを炒める。
2、 ボウルに☆の材料を入れてこねる。
3、 パプリカの上部を切り落として、フタ用にとっておく。
パプリカの内側に薄力粉をまぶし、2をつめる。
4、 鍋に3を並べて、ブイヨン、トマトピューレで15~20分煮込む。
5、 塩、こしょうで味をととのえる。
<パプリカの効果・効能>
パプリカとカタチの似ているものにピーマンがあります。野菜の分類では同じ仲間ですが、ビタミンCやE等の栄養価はパプリカのほうが高いです。赤、オレンジ、黄色等があり、色によって含まれる栄養素が微妙に違っています。
赤のパプリカは唐辛子と同じ成分のカプサイシンを多く含み、βカロテンも多いです。黄色はカプサイシンやβカロテンの量は赤に劣りますが、ビタミンCが豊富です。オレンジは赤と黄の栄養素をバランスよく含むそうです。これらのことも頭に置いて、選び方を考えられても良いかもしれませんね。
シミやシワの予防:パプリカは野菜の中でもビタミンCの含有量はトップクラスです。皆様もご存知のようにビタミンCは美白、シミ、シワの予防につながります。
肌のターンオーバーの促進:パプリカにはポリフェノールの一種・ビタミンPも含まれています。こちらは血流を促す作用がありますので、肌のターンオーバーをスムースにしてくれます。
肌の老化を防ぐ:ビタミンEの抗酸化作用で、活性酸素を抑え肌の錆びを防ぎ、若々しさを保ちます。
<豚肉の効果・効能>
豚肉にはタンパク質、ミネラル、ビタミン等、体やお肌に良い成分が豊富に含まれています。特にビタミンB群、亜鉛、鉄分、カリウムが豊富ですので、夏バテ防止にも大いに活用したい食材です。
肌荒れの予防:豚肉に豊富なビタミンB1は代謝を促し、細胞を活性化する働きがあります。そのため肌荒れの予防につながります。反対に肌が荒れ、特に口内炎が起きたりすると、ビタミンB1が不足しているサインですので注意しましょう。
貧血やむくみの予防:鉄分が豊富のため女性に多い貧血の予防にもなります。さらにはカリウムが含まれていますので、体内の水分と塩分を調整し、むくみの解消にも繋がります。
<たまねぎ&ニンニクの効果・効能>
たまねぎとニンニクは野菜の中では同じネギ属の分類になります。血液をサラサラにして体調を整えることはご存知と思いますが、主な有効成分はカルシウム、マグネシウム、ビタミンB1,B2,B6、さらにはポリフェノールの1種のフラボノイド、ケルセチンも含まれています。
シミ・シワの予防:ネギ属の野菜には強い抗酸化作用があるため、活性酸素を取り除き、アンチエイジング効果が期待されます。
デトックス&ダイエット:ケルセチンは腸内の脂肪と結びついて脂肪を固め排泄を促すと言われています。血液サラサラ・血液循環促進作用と合わせて、デトックス食材としても注目されています。
<パセリの効果・効能>
パセリを、お料理の添え物と思われている方も多いのでは…?実はとても栄養価の高い野菜です。全ての栄養素をバランスよく含み、特にβカロテン、ビタミンCは野菜の中でも豊富なため美肌効果も高いです。
腸内環境を整えて美肌効果:パセリの有効成分の1つ、ピネンは腸内の悪い菌の繁殖を抑え、細菌バランスを整えてくれます。腸のバランスが正常に保たれるとお肌の調子もよくなります。
香りのリラックス効果:パセリは特有の苦みがありますが、その香りはさわやかです。味が苦手の方は、この香りだけでも嗅いでみてください。心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるそうです。
参考サイト
https://ryoko-club.com/food/paprica-nutrition.html
https://nurse-web.jp/kouka/parsley/
ターブルドール代表 http://www.tabledor.net/
三好万記子(Makiko Miyoshi)
パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、
Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。
テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。
主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。
<資格>
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター