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乾燥する目元、メイクよれを防ぐには?

湿度が高く、汗をかくこの季節はお肌がべたつくからと、つい保湿をセーブしがちではありませんか?でも実は、汗と一緒にうるおい成分が溶け出してしまい、外はべたべたですが、インナードライ状態になってしまうのです。

顔は潤っているのに、目の周りだけ乾燥が気になる…そんなこともありますよね。目の周りの皮膚は顔の他の部分と比べ、皮膚の厚さが4分の1程度しかないといわれています。皮膚が薄い為、肌の水分を貯めておく角質層も薄く蓄えられる水分量も少なくなるので乾燥しやすくなります。

その他にも、1分でおよそ15回もまばたきを行ったり、眼球の動きや笑いジワなど表情筋の動きで、目元の皮膚は伸び縮みすることも乾燥の原因です。

さらには眠い時や目がかゆい時に擦ったり、女性はメイクをする際、目元はしっかりメイクをしますよね。落ちにくいマスカラ等のアイメイクを落とす際やはりお肌を擦ってしまうため、バリア機能を低下させてしまう原因になります。

 

年代や肌質を問わず、目元のスキンケアはしっかり行うのがオススメです。自分の顔の中で容貌に大きな影響を与えるのが目の周囲の変化です。

目元は早い段階から、スキンケアを行うことでしわやたるみ、色素沈着を防ぐことができるので今から自分の未来の肌のために是非行いましょう!

■目の周りの症状

・シワ

加齢によってもできますが、若い方でも悩みが多いものです。先にも説明した通り、目の周りの皮膚は薄く、皮脂の分泌が少ないため乾燥しやすい、みずみずしさやハリを保ちにくい、などからシワもできやすいのです。メイクして時間がたつとシワっぽくファンデーションがよれてしまうのは、水分不足による乾燥からメイクの密着度が弱くなり、皮膚の動きについていけなくなりよれてしまうのが原因です。

・くすみ

新陳代謝の乱れ、この時期の紫外線の影響でメラニン色素が増加し定着して黒ずみやくすみになります。メイクを落とすときに強くこすったり皮膚の刺激からくすみの原因になります。

・たるみ

年を重ねるにつれ、目の周りは薄く、弱くなり、内側のコラーゲンも少なくなりハリを失います。こうしたことから下垂します。

・クマ

最も多いクマの原因は、目の下の過剰脂肪によるものです。脂肪によるふくらみのため、その下がくぼんだようになり、影ができるのです。影ができやすいには目の下の組織の構造的な問題からきており、老若男女問わず、多くの方がかかえる悩みです。 

・赤くなる、痒みがある

季節の変わり目のゆらぎ肌、花粉やホコリなどでかゆみがでる場合があります。皮膚のバリア機能が弱ってきている為、かゆみがあってもなるべくこすらずにしっかりと保湿を行うことが大事です。目元美容液などで保湿を行いましょう。症状が続くようであれば皮膚科医を受診してくださいね。

・ヒリヒリして化粧品がしみる

塗ってヒリヒリするものは肌質にあっていない可能性も危惧されますが、「この前まで平気だったのに、今日はやけにしみる…」そんな経験もありますよね。それは、乾燥のしすぎでバリア機能が弱まってきているサインです。そんな時はいつものスキンケアをストップしてワセリンや保湿クリーム等で1品ケアしてあげてください。

■日頃のケア方法

・肌に優しいメイク、クレンジング、洗顔を行う

お肌に負担をかけないようにするには、基本的にお化粧をしないことが1番ですが、現実的にはそうもいきませんよね。

特に、アイメイクはがらっと雰囲気も変えられるポイントになる部位。そこで大切なのが、触れる際はとにかく優しくお肌に負担をかけないようにクレンジング・洗顔を行うことです。

「短時間でササッとアイメイクを落としたい」と洗浄力の強いクレンジングを選びがちですが、必要な油分を落としすぎてさらに乾燥してしまう原因になるので注意です。お湯で落とせるマスカラや、なじみやすいアイメイクリムーバーを使用しましょう。

洗顔時の洗いすぎも乾燥の原因になることもあります。お湯は熱すぎず30~32°くらいのぬるま湯で洗うことを心がけましょう。

 

・スキンケアと保湿

間違った方法でスキンケアを行っていると、逆に肌に負担がかかり乾燥の原因になってしまいます。適量よりも少なく化粧品をつけると、お肌に摩擦が生じてしまうのでしっかり適量をつけることを心がけましょう。

乾燥を防ぐには水分を補えだ大丈夫といったイメージがありますが、水分を与えても肌に保水力だなければ、その水分は蒸発してしまいます。真の保湿とは水分ではなく、保湿成分を与えることです。

保湿成分が配合されているアイクリームを使用してしっかり保湿してあげましょう。アイクリームは基礎のスキンケアになる為長、すぐに効果を感じる人もいれば長く使い続けて効果を感じることもしばしばです。長く使い続けてあげることが大切です。

乾燥がひどく、美容液や化粧水が沁みる場合には一時使用を中止し、保湿クリームなどでしっかり保湿してあげてください。

 

・免疫力を高める生活を

健康なお肌を維持するには、内側からのアプローチが大切です。お肌を作るのに必要な栄養素を、食事からバランスよく摂取してください。乾燥肌の改善には「肌のターンオーバーを促進する」「水分と油分のバランス」が大切です。ビタミンA・ビタミンB群、ビタミンC・ビタミンE・亜鉛・たんぱく質をしっかり摂る食事を心がけてくださいね。

そしてお肌を作るには睡眠も大切です。

 

・日中の乾燥対策もしっかり

日中は室内での空調や、屋外での紫外線の影響で常に乾燥しやすい環境にさらされています。朝のメイク前に目元美容液を使用して、乾燥対策をしっかりと行いましょう。乾燥しやすく、たるみなど気になる目元にハリを与えてくれる成分のあるものがおすすめです。

 

・ヒリヒリ、赤みがひどい場合は専門家に相談を

目元の炎症がひどく、美容液や化粧水がしみる場合はセルフケアでは回復しないことも…。炎症を繰り返すと、お肌に色素沈着が残ったり、シワが目立つことも。ヒリヒリしたり赤みが続く場合は皮膚科に行って医師に相談してくださいね。

目元は皮膚が薄いことで、乾燥しやすくエイジングサインのでやすい場所です。

スキンケアでエイジングケアをしっかりしてあげることで予防ができるので是非早めのケアを大切にしてくださいね。

高橋理砂(2008)『乙女美肌室ー驚きのシンプルケアで透明肌にー』河出書房新社

吉木伸子(2012)『正しいエイジングケア辞典』高橋書店

吉木伸子・岡部美代治・小田真規子(2010)『正しいスキンケア辞典』高橋書店

久保隆之(2013)『魅せる目元のつくりかた』ごま書房新社