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日焼けした時のアフターケア方法「72時間が鍵」

 

気温も暖かくなり、梅雨が終われば夏本番ですね。

海・山・川、レジャーの予定がある方も多いのではないでしょうか。

 

夏のお悩みといえばやっぱり「紫外線による日焼け」

 

以前、美肌の大敵「紫外線」でもご紹介頂きましたが、なんと肌老化の原因を65%も占めるのは紫外線なのです。

日光を浴びると肌を守ろうとしてメラニン色素が作られ、その後ターンオーバーで排出されます。しかし、繰り返し紫外線を浴びてしまうと表皮が厚くなるなどの変化が起き、シミの原因となります。また、真皮にまで達した紫外線の影響で、お肌のハリを保つコラーゲンが変性・劣化します。その結果、お肌の弾力の低下、ほうれい線、しわ、たるみの原因になってしまうのです。

紫外線ケアは「美しく若々しい肌を保つ」には最も重要な課題です。

皆様も紫外線対策が大切だと理解されていて、

  • 日焼け止めクリーム
  • 日焼け止めサプリ
  • 帽子
  • サングラス
  • 日傘
  • 手袋

など、様々な日焼け対策をされている方も多いのではないでしょうか。

ですが、毎日の生活の中で日焼け対策を忘れたまま洗濯物を干したり、外出してしまったり、塗り直し忘れたり、汗で流れてしまったり。予想外の日差しにうっかり日焼けをしてしまう時も多いですよね。

こで今回はうっかり日焼けしてしまった際のアフターケアについてお話いたします。正しい対処法で日焼けによるお肌のダメージをしっかりケアしましょう。

 

日焼け後のケアは72時間が勝負です。

日焼け後72時間(3日)でシミの原因となるメラニンが生成されると言われています。赤くなってヒリヒリしている、火照っている肌はサンバーンといって、軽いやけどを起こしている状態。紫外線に当たってから8~24時間でピークに達して、数日間炎症が続きます。お肌は紫外線によるダメージを受け、弱っているのでこの時はいつものスキンケアは中止してください。肌への刺激を少なく、冷却と保湿でお肌をいたわってあげましょう。

 

 

1.まずはしっかり冷やす

赤くヒリヒリとした日焼けは、お肌が炎症を起こし軽いやけどをしている状態です。目に見えずとも中には熱がこもっているためしっかりと冷やしてあげましょう。シャワーを直接あてるのもいいですが、日焼けでシャワーの水圧が痛い場合には肌ざわりのいいタオルを水でひんやり冷やして当てるか、保冷剤をタオルでくるんで冷やしてあげましょう。

水風呂に入るのもいいですが、長時間冷たい水に入っていると、体を冷やしてしまい逆に身体にもお肌にも良くありません。身体が寒いと感じる前には上がるように注意しましょう。

 

2.ビタミンC誘導体の化粧品を使う

ビタミンC誘導体 酸化されやすいビタミンCを安定化し、お肌に浸透しやすい形にしたものです。シミの原因となるメラニンの生成を抑えるだけでなく、肌のくすみにも効果的で、肌全体が明るくなり、美白効果が高いと言われています。日焼けをしてから使うよりも、予防の意味で日焼け前から1年中使うのがおすすめです。

 

3.肌をしっかりと保湿する

日焼けしたお肌は水分が奪われ普段の何倍も乾燥している状態です。日焼け止めを落としお肌を冷やしたら、すぐに保湿しましょう。出来れば肌のために刺激の少ない敏感肌用のものがおすすめ。

特におすすめしたいのが保湿成分配合のクリームです。

 

クリームを塗ることで保湿効果はもちろんのこと、肌を外部の刺激からまもる効果もあり、さらには得られる心理的な安心感があります。

夏の日焼け、肌の乾燥を放置しているとターンオーバーの乱れや肌荒れなどの肌トラブルの原因になってしまいます。そこで保湿成分の配合されているクリームを使うと肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。秋から空気が乾燥し始めるので夏のうちにお肌のコンディションを整えておくことをお勧めします。

 

4.水分をたくさん摂る

日焼けの後は、お肌だけでなく体全体の水分が不足しています。だるさや疲労感がある場合は軽い脱水症状になっています。普段より意識して水やスポーツドリンクを飲んでしっかり水分補給してくださいね。外側はスキンケアで対処し、内側から水分を補給することで肌の保湿にも役立ちますよ。

 

5.ビタミン補給

日焼け後は体内から大量に奪われてしまうので内側からアプローチすることも大切です。必要な栄養素を食事から摂ることで、日焼け後の回復を助けてくれます。お肌の新陳代謝を促しターンオーバーを活性化したり、シミ・シワの原因となる活性酵素を押さえる作用が期待できる、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEを中心に効果的な栄養素を摂取しましょう。

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEが豊富な食べ物はこちらの『紫外線ケアお勧めの食事』でご紹介しておりますので是非参考にしてみてください。

http://o2vita.jp/column/184/

 

6.その他

日焼けしたお肌はいつもより敏感になっていて刺激を減らすことも大切です。お風呂に浸かる場合は38~39度のぬるめのお湯にして、短時間で済ませるようにしましょう。また刺激となるので水圧の強いシャワーは避けるのがベターです。身体を洗う道具やボディーソープも低刺激でできれば手で洗う方が望ましいです。

肌に触れる衣類は柔らかい素材のものを選び、お肌に極力刺激を与えないものを選んであげてください。

そして日焼け後は非常に体力を消費しているので早めの睡眠を心がけましょう。

 

夏は楽しいレジャーが沢山あります。

夏のレジャーだって楽しみたいし、でも美白は守りたいですよね!

そのためにも日焼け後のアフターケアをしっかりしてくださいね。

 

参考文献

吉木伸子(2012)「正しいエイジングケア辞典ー一生ものの美肌を作る」

高橋理砂(2008)「乙女美肌質ー驚きのシンプルケアで透明肌に」