美肌レシピNo.3 『秋刀魚とドライトマトのサラダ~レモンチェッロドレッシング~』by ターブルドール
美肌レシピNo.3 『秋刀魚とドライトマトのサラダ~レモンチェッロドレッシング~』by ターブルドール
☆昨今は食品売り場に年中豊富な食材が並んでおり季節感がなくなりました。
ですが本来、旬の食材には季節の健康管理に必要な栄養成分が豊富に含まれています。その意味でも、出来れば旬のものを積極的にレシピに取り入れていただきたいです。
「食欲の秋」とも言われるように、秋は美味しい旬の食材がたくさんあります。今回は秋のお魚の代表「秋刀魚」を、こちらも旬のお芋類、かぼちゃ等、女性が好む食材と合わせてサラダ仕立てにしてみました。
青魚の秋刀魚にはDHA、EPAをはじめ、各種ビタミン、カルシウム、鉄分等、女性に必要な成分が豊富に含まれています。
美肌成分・リコピンを含むトマトは、今回は乾燥のものを用いました。大抵の野菜、果実は乾燥させることで、栄養素が濃縮され、栄養価が高まります。特にドライトマトのビタミンCは生の2倍の効果があると言われています。
ドレッシングにはビタミンEたっぷりのオリーブ油に、レモンのリキュール「レモンチェッロ」を併せてみました。
秋の味覚をイタリア産素材のドレッシングで存分に味わっていただければと思います!
美肌レシピ『秋刀魚とドライトマトのサラダ~レモンチェッロドレッシング~』
<材料>(4人分)
秋刀魚:2尾
じゃがいも:1個
さつまいも:1/2本
かぼちゃ:1/8個
ドライトマト:4個
小麦粉:適量
オリーブ油:適量
<ドレッシング>
レモンチェッロ:大さじ1
オリーブ油:大さじ3
塩:ひとつまみ
胡椒:適量
<準備>ドライトマトはお湯で戻しておく。
<作り方>
① 皮をむいたじゃがいも、皮付きのさつまいもは1cm幅の輪切りに、かぼちゃは食べやすい大きさに切る。
じゃがいも、さつまいも、かぼちゃはくしが通るくらいに茹でておく。
② 秋刀魚は3枚におろし、3等分に切り、皮目にのみ小麦粉をまぶして、オリーブ油で皮目から焼く。
③ お湯で戻したドライトマトは、1口大に切る。
④ ドレッシングの材料を全て合わせて混ぜる。
⑤ 皿に、①、②、③を盛り付け、ドレッシングをかけていただく。
※秋刀魚はイワシでも代用できます。
☆ポイント 秋の旬の食材と、オリーブ油のドレッシングで夏のお肌の疲れを回復
<秋刀魚の効能・効果>
青魚の代表・秋刀魚は今、話題の「オメガ3脂肪酸」DHA、EPAを豊富に含みます。これらの脂質は血液をサラサラにして血の巡りをよくします。その結果、肌のターンオーバーが正常に保たれ、健やかで美しいお肌を作ることにつながります。他にも美白につながるビタミンAやEも多く含みます。
肌のターンオーバー:血液の流れがサラサラになることにより、美肌に必要な栄養成分を体内に行き渡らせ、肌のターンオーバーを促します。
肌の繊維芽細胞の活性化:DHA、EPAを摂取することで、肌の真皮にある繊維芽細胞が活性化され、コラーゲン等の美肌物質をしっかり作り出すことができます。
ニキビ肌の改善: DHA、EPAは常温では固まらない脂質です。そのためニキビが出来やすい肌でも、脂質詰まりを軽減してニキビの出来にくい肌へと導きます。
アンチエイジング効果: 皮膚の粘膜を正常に保つビタミンA、抗酸化力の強いビタミンEを含むため、肌のシミ・シワ等の老化を防ぎます。
<ドライトマトの効能・能果>
最初にもお話しましたが、野菜や果物は乾燥させると栄養価が高まります。
今回のレシピではドライトマトを用いましたので、よりトマトによる美肌効果が高まると思います。
トマトに関しましては、No2『中華風トマトの酢の物』にて紹介しておりますので
こちら http://o2vita.jp/recipe/252/ も併せてお読みください。
<さつまいもの効能・効果>
さつまいもに食物繊維が豊富なことはご存知と思います。さらにはビタミンB群、C、Eと女性に嬉しい栄養素がたっぷり含まれていますので、お料理にもスィーツにもどんどん活用したいですね。今回のレシピにはお料理の彩りを考えて皮付きで用いましたが、皮の紫色の部分にはポリフェノール他、ビタミンCや食物繊維も沢山含まれています。ですからお家でお料理される場合は、皮も有効活用していただれければと思います。
整腸作用:女性には便秘の方も多いですが、食物繊維は腸の調子を整え、便秘の解消につながります。腸内環境が整っているとお肌も自ずときれいになると言われています。
抗酸化作用で美白:さつまいもには他のフルーツに比べても多くのビタミンCが含まれていますが、ご存知の通り、ビタミンCはコラーゲンを作るために必要な要素で、なおかつ紫外線ダメージによるシミを予防して、美白へと導きます。
肌の調子を整える: ビタミンB1,B2は代謝を促し、肌のターンオーバーを正常に保ちます。さらにビタミンEも含まれますので、錆びない肌を作ります。
<じゃがいもの効能・効果>
じゃがいもにも、さつまいも同様にビタミンCが豊富に含まれています。また意外にカロリーも少ないためダイエットにも強い味方です。ビタミンCの効果はすでに述べましたが、弱点として水溶性で火に弱いことが挙げられます。ですが、じゃがいものビタミンCは火にも強いため、様々なお料理に用いても効果が期待できます。
<かぼちゃの効能・効果>
かぼちゃ…と言えば思い浮かぶのがβカロチンですね。高い抗酸化力を持つβカロチンは体内に入ると必要に応じてビタミンAに変化し、その効果を発揮します。また、さつまいも同様に食物繊維が多く、ビタミンC、ビタミンB群も含まれています。温野菜としてメインの付け合わせに、ポタージュスープやお味噌汁に、そしてスィーツにも使える、女性にとって嬉しい野菜です。
<レモンの香りの効能・効果>
レモンの爽やかな香りの成分はリモネンです。この香りをかぐと、脳内にα波を出すことからリラックス効果があると言われています。
ターブルドール代表 http://www.tabledor.net/
三好万記子(Makiko Miyoshi)
パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。
主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。
<資格>
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター