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美肌レシピNo.19 「いちじくとぶどうのカナッペ」byターブルドール

美肌レシピNo.19 「いちじくとぶどうのカナッペ」

食欲の秋です。秋は美味しい果物がたくさん実る季節ですね。そこで今回はいちじくとぶどうのカナッペをご紹介します。二つとも女性に嬉しい栄養素がたくさん含まれていますので、美味しく食べてより美しくなっていただければと思います。
いちじくは禁断の果実とも言われています。旧約聖書のアダムとイブはりんごを食べて楽園を追放されたと思われている方が多いかもしれませんが、実は聖書に果物名が記されている訳ではなく、一部にはいちじくだったとの説もあります。一方のぶどうもぶどう園やぶどう畑のお話が聖書によく登場します。思うに…双方とも古の昔から多くの民が実りの恵みにあやかった果物ということですね。
果物のカナッペにはワインが合います。やはり白がいいでしょう。特にピノ・グリ(イタリアではピノ・グリージョ)がお勧めです。こちらのワインのほんのりとした甘みがフルーツととても相性が良いです。是非、試してみてください。
秋の夜長は旬の果物とワインでゆっくりと過ごしましょう。遠い歴史に想いをはせながら、果物の持つ魅力と魔力に暫し浸ってみてはいかがでしょうか…。

材料
<2人分>
いちじく       1/2個
ぶどう        8個
くるみ        4個
ラムレーズン     適量
プンパニッケル    2枚
A:クリームチーズ  80g
A:生クリーム    40㏄
A:きび糖      大さじ1
バルサミコ酢     40㏄
チャービル      適量

1. いちじくは食べやすい大きさにカットする。
ぶどう、プンパニッケルは半分にカットする。
くるみは160℃のオーブンで10分空焼きにする。

2. Aをすべて混ぜ合わせる。

3. バルサミコ酢を火にかけ、アルコール分をとばす。

4. プンパニッケルの上に、Aをのせ、いちじく、ぶどう、くるみ、ラムレーズンを盛り
③のバルサミコ酢を回しかける。仕上げにチャービルをあしらう。

※プンパニッケルはクラッカーや焼いたバゲットでも代用できます。
お好みでチャーピルをミントにしていただいても結構です。

<いちじくの効果・効能>
いちじくは豊富な栄養素が含まれている女性に嬉しい果物です。不老不死の果実とも言われ、多くの美容家たちがいちじくのアンチエイジングパワーに注目しています。天然のサプリメントとして旬のいちじくをたっぷりいただきましょう。

ポリフェノールで美肌効果: いちじくにはアントシアニンやザクロエラグ酸等のポリフェノールが含まれています。ご存じのようにポリフェノールには抗酸化作用があり、シミやシワの防止、ケアに効果があります。

PMSや更年期障害の予防: いちじくに含まれる植物性エストロゲンは、女性ホルモンと似た働きをするためPMS(生理に係わる不調)や更年期障害の症状を和らげてくれます。

消化促進・便通改善: いちじくの白っぽい汁には消化酵素が含まれています。またペクチンも豊富で便秘の改善にも期待ができます。

貧血や骨粗鬆症の予防: 鉄分、カリウム、マグネシウム等のミネラルが多く、女性に多い貧血の予防やむくみの改善にもつながります。

<ぶどうの効果・効能>
ぶどうもいちじく同様にポリフェノールを多く含む果物です。イタリアに「良いワインは良い血をつくる」という意味のことわざがあるのをご存じですか? 私はこのことわざは、ワインの原料のぶどうが持つパワーにも通じると思っています。

疲労回復と脳の働きのアップ: ぶどうには糖質が多く含まれています。糖質は即、エネルギーになりますので疲労回復につながります。また脳の栄養源にもなるため、頭が冴えて集中力もアップするはずです。

目の疲れを回復: ぶどうに含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンは目の疲れを癒します。PCや携帯で目を酷使している現代人には嬉しい成分ですね。

植物アレルギーの抑制: ぶどうに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールは強い抗酸化力を持ちます。近年の研究では同成分が食物のアレルギーを抑える効果があると発表されています。

<くるみの効果・効能>
ビタミンやミネラルが豊富なくるみは体調を整えるだけでなく、美肌効果もあります。また糖質が少ないため、糖質制限をされている方には強い味方になる食品です。ただし脂質も多いので、ダイエット中の方は食べる量には注意しましょう。

アンチエイジング効果: くるみには抗酸化力があるビタミンEに加え、なんと赤ワインを上回る量のポリフェノールも含まれており、体や肌を若々しく保つことを助けてくれます。

美髪効果: 上述したアンチエイジング物質に加え、亜鉛等のミネラルも豊富です。そのため髪のダメージ回復を助け、薄毛対策にも希望がもてます。

不眠の改善: ある研究によるとくるみを食べるとメラトニンというホルモンの血中濃度が上がると報告されています。メラトニンには体内時計を整える効果がありますので、夜には自然な眠りが訪れ、睡眠障害の改善につながります。

今回はいちじくとぶどうを取り上げましたが、秋には他にも旬の果物がたくさんあります。
ほとんどの果物はビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、適切に摂れば生活習慣病や便秘の改善、そして美容に良い効果があります。皆様も旬の果物で美肌に磨きをかけてください!

※フルーツのカナッペに合うワインに関しましては、芦屋のワインガーデン・リブゴーシュの細谷店長のご意見を参考にしました。rive-gauche-jp.com

ターブルドール代表 http://www.tabledor.net/

三好万記子(Makiko  Miyoshi)

パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、
Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。
テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。

主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。

<資格>
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター

 

2021.10.10 recipe