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朝洗顔

朝は洗顔料を使うべきか否か。朝はぬるま湯だけ?それともしっかり洗顔?
自分に合うケア方法はどっちなのか見極めてみてください。

朝はお湯だけ?洗顔しないほうがいい?

朝は前の晩のケアが肌上で酸化していることも

朝の洗顔を水やぬるま湯で流すだけという方も最近では多いようです。けれど、暑い時期はどんな肌質であっても、Tゾーンにはベタつきが残っているはず。寝ている間には皮脂分泌をしているうえ、夜のケアで塗ったクリーム類が肌上で酸化もしています。
また、日中は汗をかいたり、大気汚染物質にさらされたりしているものなので、朝晩ともに、大気汚染物質まで落としてくれる洗顔料できちんとケアすることが重要なのです。

排気ガスや花粉、PM2.5や黄砂など微細な汚れが空中に漂っているため、肌を取り巻く環境は負担が増すばかり。これらの不要な物質が肌上に残っていると、肌内部に炎症性の物質を放出させ、肌トラブルの引き金になってしまう危険をはらんでいるのです。しかも、肌トラブルだけでなく、老化を引き起こす要因にも・・・
毎日のクレンジングや洗顔で必要となってきているのは、メイクや皮脂汚れを落とすだけでなく、これらの不要な物質までもきちんと落としてくれる、肌に優しい優秀な高機能クレンジングと洗顔料で、ぜひケアをしてくださいね。

肌状態をみて自分に合った方法で

クレンジング&洗顔は、やり過ぎ注意!

本や美容雑誌でクレンジングしながらマッサージしましょう。と書いてあるのを見たことがありますが、お風呂の中で念入りにメイクを落としながらするマッサージは、湿度でやわらかくなった毛穴に対して摩擦になってしまい、それが肌を傷める一因にもなります。ですので、クレンジングは40秒〜1分くらいを目安に。それで落ちないメイクは、密着性の高いもの。しっかりとしたメイクを落とすために刺激の強いクレンジングを探すより、ベースメイクから変えてみても良いかもしれません。

朝の洗顔はいかがでしょうか。ぬるま湯だけで済ます、という声もよく聞きますが、
前の晩、どのようなスキンケアをしたかにも依るかもしれませんが、油分の多いクリームを使っているならば、水だけで済ますのはおすすめできません。肌に油分が残ったままだと化粧水などが浸透しにくくなりますので、優しい洗顔料で洗っていただくことも大切です。肌が極端に乾燥していたり、つっぱっている人は、改善するまではぬるま湯のみの洗顔で良いかもしれません。ご自身の肌状態を見て、「やり過ぎない」ことも意識してみると良いかもしれません。

洗顔のポイントは「角質ケア」

大人の洗顔は 「角質ケア」がポイント

Tゾーンをしっかり洗うクセはついていても、ほかは適当、なんてことはないですか? ゴシゴシと擦る必要はありませんが、頬やUゾーンもきちんと意識して洗いましょう。たるみ始めた大人の毛穴は、額は下へ、それ以外の場所は斜め下に向いているので、洗顔料を下から上へ行き渡らせることがポイントです。

NMF(ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター)を大切に

NMF(Natural Moisturizing Factor:ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター)と呼ばれる、表皮の角質にある、肌の保湿やバリア機能を担う成分は、もともと肌に備わっているものです。洗い過ぎず、適切に清潔にしておくことが大切です。また、NMFが減ると肌が乾燥して、肌が小さい炎症を起こします。肌が潤っているほど、肌のバリア機能も高まることを、覚えておいてください。

ピーリングケアの注意


くすみが気になるようであれば、ピーリングケアを取り入れるのも一案です。肌がくすんでいる原因はさまざまですが、医学的に言うくすみは、角質層が厚くなったことによります。これは、加齢にともないターンオーバーの速度が落ちてしまい、古い角質細胞が肌の表面にたまって、くすんで見えるためです。1週間に1〜2回ピーリングケアをすることで、ターンオーバーが活発になり、肌の弾力がアップし、透明感につながります。また、コラーゲンを増やす効果もあります。ピーリング後は十分に保湿するようにしましょう。
ピーリングケアで、肌の古い角質細胞を取り過ぎるのはNGです。くすみの原因は、肌の角質層が厚くなったことだけではありません。効果がないからと言って何度もピーリングケアをすると、かえってくすんでしまったり、もともとあった肝斑(かんぱん)が悪化してしまうことも。

UVケアは年中がマスト:紫外線予防

紫外線対策はオールシーズン行いましょう。太陽光に含まれる紫外線は、肌老化を進める原因のひとつ。日光を浴びると、肌を紫外線から守るために、肌内部でメラニン色素がつくられ、肌の色が濃くなります。これが日焼けです。さらに繰り返し浴びると、シミになってしまいます。また、肌の深い部分に達した紫外線がコラーゲンを破壊し、シワの原因にも。

普段のUVケアから、UV対策がなされた日常使いの基礎化粧品やファンデーションだけでなく、持続効果の高い専用の日焼け止めを使用するとよいでしょう。レジャーやアウトドアなど、日差しの強い場所や長時間の外出には、必ず紫外線カット効果が高い日焼け止めを使うようにしましょう。日焼け止め表示は、SPF30以上、PA+++を目安に。さらに帽子や日傘などを組み合わせれば、よりよいUV対策になります。紫外線から肌を守る効果を持続させるために、日焼け止めの塗り直しや化粧直しは、こまめに行うようにしてください。

UVA(紫外線A波)にも気をつけて

肌の奥まで届く紫外線A波(UVA)は、深いしわやたるみの原因になりやすいです。曇りの日でも、紫外線は振り注いでいます。快晴の時に比べると、うす曇りの場合は約80~90%、くもりの場合は約60%、雲間から太陽が見えるときは雲からの散乱光が加わり、快晴時よりもたくさんの紫外線が降り注ぐことも。毎日、十分にUVケアを行いましょう。

朝洗顔を中心にお肌ケアについてご紹介いたしました。ご自身のお肌状態に合わせたケアを取り入れてみてください。