むくみの原因と効果的なお茶
足や顔など、体内に水分がたまりだるさや痕がつきやすくなってしまう原因の「むくみ」。
何度も経験されたことがある方もいらっしゃるかと思います。でも「どうしたら解消されるのかわからない」「予防はどうすればいいの?」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は、女性の悩みの一つであるつらいむくみの原因や予防ケア方法、効果的な飲み物などご紹介いたします。
■むくみとは?
私たちの体は約60%が水分でできています。
そして、この水分とは「血管の中の水分」「細胞の中の水分」「細胞と細胞の間の水分」の3つに分けられています。むくみとは、この細胞と細胞の間に水分が過剰にたまり、皮膚が腫れてしまった状態のことをいいます。医学用語ではこれを「浮腫(ふしゅ)」と呼びます。
■むくみの原因
①体を循環している水分が多くなりすぎたり、流れが悪くなったりすることで、特定の場所に水分が滞り血管外へ漏れ出る。
②血液中のタンパク質濃度が下がり、血液中に水分が保てなくなり、血管外へ水分が漏れ出る。
③炎症やアレルギー反応、ホルモンの影響により血管の壁が水分を通しやすくなり、血管外へ水分が漏れ出る。
④リンパ管の流れが悪くなり、リンパ液が滞留する。
⑤薬剤による副作用
などがあげられます。
■予防ケア方法
1.バランスの良い食事を
基本的にはバランスの良い栄養構成の取れた食事が一番大切です。なにか1つを過剰に摂取しすぎても栄養が偏り、他の不調を引き起こすことになり、間接的なむくみの原因にもなりかねません。一汁三菜を意識し、全体の栄養バランスを考慮した食事を心掛けましょう。
タンパク質やビタミンB群、カリウムなどを積極的に摂るようにしましょう。
2.むくみに効果的なマッサージ
むくみ改善は体内からのアプローチだけでなく、外からのフィジカルなアプローチも有効です。特に効果が期待できるのがマッサージ。心臓に遠い部位から近い部位に向かって、血液を返すようにするのがおすすめです。痛くない程度に行いましょう。
3.なるべく体を動かす
ずっと座りっぱなしや立ちっぱなしの方は、先ほどご紹介した「立ったまま・座ったままできる」ストレッチを取り入れてみるだけでなく、日常で動く頻度を高めてみましょう。
1駅歩いてみる、たまにはエレベーターではなく階段を使うなど、小さなことからぜひ取り入れてみてくださいね。
体を動かすことで、ストレスも解消できるかもしれませんね。
■むくみを解消する成分を含むお茶5選
お茶が含んでいるむくみに効果がある栄養素・成分をご紹介します。
ドクダミ茶
強い利尿作用を持っているので、体に水分をため込みがちの方にはオススメです。飲みすぎると下痢を起こすことがあるので気をつけましょう。腎機能が低下している場合はカリウムがきちんと処理されず、高カリウム血症を引き起こすことがあります。
緑茶
緑茶に含まれるカフェインに、高い利尿作用があります。また、カリウムも含まれているので、体にたまった水分の排出が期待できます。デメリットとしては、腎臓に血液を集中させてしまうため、冷え性などにつながる恐れがあります。
とうもろこし茶
高い利尿作用があります。また食物繊維も多く含んでいるため、体にたまった余分なものの排出が期待できます。飲みすぎにより、頻尿になることもあるので、トイレを控えたい場合は注意です。
ウーロン茶
ポリフェノールが血液をサラサラにし、カフェインによる利尿作用があります。ビタミンやミネラルはほぼ入っていません。飲みすぎるとカフェインにより、血のめぐりが悪くなり代謝を低下させる恐れがあります。
いかがでしたでしょうか?
毎日飲むお茶を変えるだけで、むくみが予防できるのは嬉しい効果ですね!むくみ以外にも体や肌にさまざまな効果がある半面、飲み方を間違えると内臓に負担をかけるので、注意して選ぶことが大切ですが、これを期に変えてみてはいかがでしょうか。