美肌レシピNo.15「かぼちゃとさつまいものテリーヌ」by ターブルドール
美肌レシピNo.15「かぼちゃとさつまいものテリーヌ」
爽やかで過ごし良い秋は、旬の食材が多く食欲の秋でもありますね。梨や栗、ぶどう等、美味しい果物が店頭に並び、これらを用いたスイーツも多く登場します。女性なら誰しも甘い誘惑には耐えられないもの!体重が気になりつつも、ついつい食べてしまい、後で後悔する方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は食べても罪悪感にとらわれないヘルシーなスイーツをご紹介します。秋の味覚の中でも特に女性に人気の「かぼちゃ」と「さつまいも」のテリーヌです。緑黄色野菜の代表のかぼちゃと、ビタミンCと食物繊維がたっぷりのさつまいもの組み合わせで、健康にも美容にも良い野菜スイーツです。かぼちゃもさつまいもも今は年中食べられますが、本当の旬は秋から冬にかけてです。野菜は旬のものが一番栄養価が高く美味しいので、これからの時期は、両野菜をドンドンとメニューに取り入れましょう。
テリーヌは下ごしらえに少し手間がかかりますが、そのひと手間を惜しまないでください。準備をきっちりとすることで、お洒落で美味しい食感のスイーツに仕上がります。
美肌レシピ「かぼちゃとさつまいものテリーヌ」
<材料>パウンドケーキ型3個分
型サイズ:上部10×5cm、底面8×4cm、高さ4.5cm
かぼちゃ :155g(皮付き220g)
きび糖 :35g
バター :7g
豆乳 :15g
ラム酒 :3g
さつまいも :200g(皮付き280g)
クリームチーズ :100g
蜂蜜 :40g
豆乳 :40g
蜂蜜(仕上げ用) :適量
(下準備)
・かぼちゃとさつまいもは角切りにして、それぞれ600wのレンジで3分前後加熱し、 熱いうちに皮を取り除き、網でこしてペースト状にしておく。
・パウンドケーキの型にオーブンシート(またはラップ)をカットして敷いておく。
(作り方・かぼちゃ)
1.豆乳を少し温め、きび糖をとかしておく。
2.かぼちゃペーストに➀を加え混ぜる。
3.②に溶かしバターと、レンジで温めてアルコール分をとばしたラム酒を加え、しっかり混ぜる。
4.できるだけ空気が入らないように注意しながら、型1個につき70g入れる。
(作り方・さつまいも)
1.クリームチーズはゴムベラなどで混ぜてなめらかにし、蜂蜜を加え混ぜる。
2.さつまいもをペーストにしたものを、①に半分加える。
3.豆乳を少しずつ加える。
4.残りのさつまいもペーストを入れる。
5.かぼちゃの上に、空気が入らないようにして型1個につき120g入れる。
6.冷蔵庫で1時間冷やす。
(仕上げ)
型から外して、お好みで蜂蜜をかけていただく。
<かぼちゃの効果・効能>
かぼちゃはお料理以外にプリンやタルト等、スイーツにも多く用いられています。βカロチン(ビタミンA)やビタミンC、E、カリウム、カルシウム等がバランスよく含まれており、意外にカロリーも低く、女性に味方の嬉しい野菜です。
また後述する、さつまいも同様にかぼちゃのビタミンCは熱に強いため、お料理にも大いに活用していただきたいです。
アンチエイジング効果: かぼちゃにはβカロチンやビタミンC、E等、活性酸素を減らす抗酸化力のある成分が多く含まれています。これらの成分が美容に有効なことはすでに皆様もご存じと思います。お肌のみならず全身の老化に効きそうです!
紫外線ダメージの回復: かぼちゃに含まれるβカロチンは紫外線によるダメージを修復する作用がありますので、夏に受けた紫外線ダメージの回復に繋がります。
腸内環境の改善で肌荒れ防止: 食物繊維が豊富なため、便秘の解消につながります。腸内環境を整えてくれるので、肌荒れを防ぎお肌の調子も良くなるはずです。
<さつまいもの効果・効能>
さつまいもと言えば、思い浮かぶのが食物繊維ですが、それ以外にもお肌に嬉しい成分がたくさん含まれています。新陳代謝を促しお肌をきれいにしてくれるビタミンB群も多いので、美肌の維持のためにもお勧めしたいです。
お肌のターンオーバーの促進: さつまいもにはビタミンB1、B2、B6が含まれています。ビタミンB群は健康を維持するビタミンと言われており、皮膚の新陳代謝もアップさせますので、加齢や体調不良で遅れ気味になるお肌のターンオーバーを促進します。
美白効果: さつまいもはビタミンCも多く含まれています。ビタミンCは美白効果があるビタミンですので、夏の紫外線で傷んだお肌の回復を助けてくれます。
むくみやイライラの解消: かぼちゃにも言えることですが、さつまいもにはカリウムやカルシウムが含まれています。カリウムは余分な水分を体外に排出する作用があるので、むくみの解消に繋がります。またカルシウムが不足すると骨密度が低くなる以外にも、イライラ感を生み出すと言われていますので、こちらの解消にも期待できそうです。
<豆乳の効果・効能>
今回のスイーツレシピには牛乳ではなく豆乳を用いました。豆乳は植物性のたんぱく質で、女性に嬉しい成分が沢山、含まれています。カロリーも牛乳よりは低いので、スイーツだけでなくスープ等のお料理にも活用していただきたいと思います。
女性ホルモンと似た作用のイソフラボン: 大豆に含まれているイソフラボンは女性ホルモンに似た構造をしており、同じような作用をします。ですから更年期障害や、加齢とともに女性ホルモンの分泌が低下する中高年の方には積極的に摂っていただきたいです。骨を強くするだけでなく、肌のハリをよくする美容効果も期待できます。
ターブルドール代表 http://www.tabledor.net/
三好万記子(Makiko Miyoshi)
パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、
Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。
テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。
主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。
<資格>
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター