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菌活で美容と健康

近年「菌活」という言葉をメディアや雑誌などでも聞いたり目にする機会も多くなってきましたが、「菌」と聞くと、最近ではコロナウィルスがあったりと、体に悪い印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、健康的な活動のひとつで、菌活とは「体によい働きをする菌や、菌のエサとなる物を摂って腸内環境を整える活動」です。これから旬を迎えるキノコ類をはじめ、他にも様々な体によい働きをする菌がありますので、ご紹介いたします。

どうして菌活が肌や体に影響があるの?

人間は菌と共存しているから 。人間の体には常在菌と言われる菌がいて、私たちはこれら菌の代謝物質のおかげで美肌も免疫もメンタルもコントロールされていると言われています。常在菌叢(フローラ)は誰とも同じものはありません。また、ストレスや物理的な刺激でも大きく変わるので、菌の数や種類を意識することは大切です。

菌ってどこにいるの?

皮膚や腸内、粘膜にもいます 。菌は防御機能があるため、皮膚をはじめ、食べ物が通過する消化器、膣や肛門など、外界と接するところに存在します。とはいえ、大半が腸にいるため、腸内の環境を整えると美肌菌も増えます。そもそも菌は世代交代が激しく、どんどん生まれ変わって新しくなっています。

人の体にはどのくらい菌がいるの?

その数、ざっと40兆個! 数や種類、さらに腸内と皮膚で個人差はありますが、ざっくり40兆個と言われています。しかし、菌は数や種類が多ければいいというものではなく、あくまでもバランスが重要。ちなみに、肌にいい菌を入れたからといっても定着しないことがほとんど。自分の菌環境を整えていきましょう。

いい菌がいれば、健康になれる?

菌単体ではなく、菌バランスが大切 。人にとって有益な菌を善玉菌、便秘や下痢など害をもたらすものを悪玉菌、その時の状態でどちらにもなり得るものを日和見菌と区別します。しかし、ただ善玉菌を増やせばいいというものではありません。大切なのはこれら菌のバランス。便秘などで悪玉菌が増えないような生活を心がけましょう。

菌バランスって変えることができるの?

自分のベストバランスに近づけることは可能 。無菌環境にいた赤ちゃんは、お母さんやその時の環境で常在菌が決まり、一度定着すると変わりません。しかし、自分が持っている菌バランスを整えることはできます。食事や睡眠など普段の生活を見直せば1週間ほどで腸内環境を整えることが可能。また、日本人は大豆との相性がいいため、大豆製品を積極的にとることもおすすめです。

菌活で積極的に取り入れたい菌と期待できる効果

〇菌類(きのこ)
食物繊維が多く、アンチエイジングに効果的な抗酸化成分を含んでいます。
期待できる効果…美肌、整腸作用
含まれる食品…しめじ、まいたけ、エリンギ、しいたけ など

〇乳酸菌
腸内細菌のバランスを正常化したり、免疫力を向上させる効果が期待できます。
期待できる効果…整腸作用、アレルギーを抑える
含まれる食品…チーズ、ヨーグルト、ぬか漬け、キムチ など

〇納豆菌
納豆菌を摂ると、骨を丈夫にする「ビタミンK」が腸内で産生されるといわれています。
期待できる効果…骨の強化、血液をサラサラにする
含まれる食品…納豆

〇麹菌
麹菌が作り出す酵素には、でんぷんやたんぱく質を分解する働きがあります。
期待できる効果…消化吸収を助ける、うま味成分を増やす
含まれる食品…甘酒、塩麹、味噌、醤油、酢 など

〇酢酸菌
酢酸菌が作り出す「酢酸」は、脂肪の合成を抑制し、分解を促進するといわれています。
期待できる効果…内臓脂肪の減少、血圧・血糖値上昇の抑制
含まれる食品…米酢、穀物酢、黒酢、バルサミコ酢 など

〇酵母菌
余分な糖質を体内で分解したり、腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境を整えるといわれています。
期待できる効果…便秘解消、血糖値上昇の抑制
含まれる食品…ワイン、ビール、日本酒、パン など
(※お酒の飲み過ぎは逆に健康を害するため、気を付けましょう)。

効率的な菌活の方法について

①毎日摂る
摂取した菌は、体内に居続けるのではなく、消化され体外に排出されてしまうため、菌の良い効果を得るためには毎日継続して良い菌を摂ることが大切です。

②組み合わせて摂る
「この菌の効果が欲しいから!」と同じものばかり食べ続けると、飽きたり食事のバランスが悪くなることもあります。菌を組み合わせることで相乗効果が期待できるものもあるので、様々な食材を組み合わせると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。このように体に嬉しい効果がたくさん期待できるので、腸から美容と健康を整えるためにも、この機会に是非「菌活」を始めてみてはいかがでしょうか。