美容の秋・旬食材
旬の食材は健康や美容にも効果的?
秋は、食欲の秋だけではなく「美容の秋」でもあることをご存知ですか?旬の食材は、美容に効果的である上に、身体を元気にさせるためにも効果的。
今回は、旬の食材を食べるメリットと、美肌効果の高い秋の食材をご紹介します。
旬の食材を食べるとどうなるの?
旬の食材を食べるメリットとして、まずは高い栄養価があります。「旬」の時期に食べるというのがポイント。旬の時期は、旬ではない時期に比べて、多くの野菜の栄養価が高くなります。同じ野菜を食べるなら、栄養はたっぷりと吸収したいですよね。
また、旬の野菜は味が濃くなるのも嬉しいポイント。旬の時期にお野菜を食べると、香りやうまみがいつもより楽しめます。味も濃く素材の味を楽しめるので、少なめの調味料で調理できます。
塩分や糖分の摂り過ぎを抑えることができたら、健康面にも良いですよね。
秋の食材は、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。夏の間に溜まった疲れを取り、冬に備えた身体作りをするお手伝いをしてくれると言われています。秋の食材でエネルギーを蓄え、寒い冬も健康的に乗り切りましょう。
また、肌荒れが起きやすくなっている状態のお肌を健康な状態にするためにも、秋の旬な食材で身体の中から栄養を取り入れていきましょう。
おすすめ美肌野菜
ブロッコリー
美肌には欠かせないビタミンA、B、Cが豊富なブロッコリーも、秋が旬の時期。夏場のダメージで、シミが目立ってくる時期である秋は、まずは肌の調子を整えていきたいですね。
そのためには、ビタミンが豊富なブロッコリーがおすすめ。
また、ミネラル分も多く含まれているため、脂肪を燃焼させたり基礎代謝をあげたりする効果があることをご存知ですか。ダイエットをしている方にもおすすめの旬野菜です。
さつまいも
さつまいもも、美肌に良いと言われる成分がたっぷり。例えば、ビタミンE。さつまいもは、いも類のなかではビタミンが多く含まれています。老化防止のビタミンとしても知られており、肌をぷるんと若々しい状態に保ってくれます。
また、さつまいもの食物繊維もポイント。
腸のなかに老廃物が溜まってしまうと、腸内環境が悪くなってしまいます。腸内環境を健康に保つことは、肌をきれいに保つためのマスト事項。
腸内環境の荒れによる肌荒れを防ぐために、さつまいもの食物繊維で腸内環境を健康に保ちましょう。
人参
人参は、β- カロテンを多く含んでいる食材です。抗酸化作用があるため、お肌のアンチエイジング効果が期待できます。夏場の紫外線によって発生した活性酸素を抑制したり除去したりする働きがあります。
また、β- カロテンは必要に応じで身体の中でビタミンAに変化してくれる万能食材。
ビタミンAに変化すると、皮膚を健康に保ち、新陳代謝を高める働きをしてくれます。なので、肌荒れや乾燥肌、ニキビにお悩みの方にも積極的に取り入れていただきたい食材です。
さんま
近年、さんまの不漁で高騰が話題になっていますが、秋の食材人気NO.1のさんまは、美容効果がたっぷり含まれているのです。
美肌に欠かせない栄養素「ビタミン」特にさんまの皮にはビタミンBがたくさん含まれています。鉄分不足はシミ・シワの原因になります。また鉄分はコラーゲンを作るうえで重要な栄養素で、コラーゲンの吸収を促す働きがあります。日常的に摂取したい栄養素です。
さんまに含まれるEPAやDHAといった必須脂肪酸は血行を促進する効果があり、血行が良くなると、肌のキメ、肌荒れ、くすみを改善してくれます。またDHAには、老廃物の排出を促し、善玉コレステロールを増やす働きもあります。そのため脳の老化を防ぐ効果もあり、肌だけでなく脳のアンチエイジング効果も期待できます。
さんまのわたの部分にはレチノールという栄養が多く含まれています。レチノールは、新しい細胞の形成を促す作用、肌の乾燥を防いで、シワの予防・改善に役立ちます。またコラーゲンを増やす効果もあるので、わたの部分も残さず食べましょう。
柿
柿にはミカンの2倍以上のビタミンCが含まれています。レモンやいちごにも負けていません。ビタミンCは、コラーゲンを作る助けをしてくれたり、肌のハリ、潤い、シミを改善してくれたり、沈着したメラニンを白色にし美白の効果もあります。さらに免疫力を高めたり、ストレスを緩和してくれる働きもあり、万能な栄養素なのです。
ワインで有名なポリフェノールですが、なんと柿にはぶどうの5倍のポリフェノールが含まれているのです。ポリフェノールは、抗酸化作用があり、アンチエイジングの効果があります。
柿には、カリウムも含まれているため、利尿作用があり、体内の余分な塩分を外に排出する効果があります。そのため、むくみにも効果的です。むくみを放っておくと、溜まった老廃物と合体して脂肪になってしまいます。
また、これらの食材を使ってお料理をされる際は、ぜひ食材の組み合わせにも気を遣ってみてください。例えば、今回ご紹介した、さつまいも。
さつまいもは、緑黄色野菜と一緒に合わせて摂ることで、ビタミンC、E、β-カロテンが揃います。これらは三大抗酸化ビタミンといって、活性酸素の働きを抑えてくれる強い味方です。
このように、相性の良い食材と一緒に料理をすることで、さらに食事から美しくなることができます。
今回は、美肌になるために取り入れたい野菜と、秋の旬食材を中心にお届けしました。
秋口に入り、肌が少し荒れているな… と違和感を感じる方は、ぜひ今回ご紹介した食材を取り入れてみてくださいね。