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マスクメイク&オンライン向けメイク byみきしほ先生

今年は新型コロナウィルスの影響で、私たちの日常も大きく変わりました。感染拡大の予防のため日常的にマスクをつけることが奨励されています。また直接に人に会うことも自粛傾向でPCやタブレット、スマホ等、オンラインでの対話や交流が多くなっています。

そこでみきしほ先生にコロナ禍だからこそ知っておきたい「マスクメイク」と「オンライン向けメイク」についてお話をお聞きしました。


■マスクメイク
マスクをすると極端にメイクは制限されます。ですが制限があっても好印象を与えるメイクをしたいものですね。今回はマスクをつけた際のメイクの注意事項と、マスクにこそ映えるアイメイク術をご紹介します。

マスクメイクはお顔の上半分、眉と目が勝負。口元が隠れているのでお顔の表情が分かりにくいため、アイメイクが担う役割は大きいです。そこで、普段より三割増しのメイクで、口ほどにものを言う「目」に仕上げましょう。では順を追ってお話していきます。

1) お肌のベースメイク

マスクをするとすっぴんでも大丈夫と思われている方もいるかもしれませんが、紫外線はマスクを透してお肌に届きます。ですから日焼け止めのためにもファンデーションは必ずつけてください。マスクをすると息がこもりお肌に湿気が増します。ファンデーションだけではメイク崩れを起こしやすくなりますので、ファンデーションの上から薄くおさえるようにフェイスパウダーをつけましょう。くれぐれも厚くならないようにしてください。

2) 眉はしっかりと描く

前回の秋冬のトレンドメイクでは眉はナチュラルに…と申しましたが、マスクメイクでは眉はしっかりと描きます。眉頭から眉尻へと、段々と濃い色のアイブローシャドウを用います。オレンジ→薄い茶色→濃い茶色の3色使いがお勧めです。

3) ビューラーで睫毛を整える

アイシャドウを塗る前にビューラーで睫毛をカールさせます。睫毛の根本→中央→毛先と進むにつれ、目線は膝方向に下げ、肘を上げていくと上手くカールできます。

4) アイシャドウの前にアイライン

アイラインはリキッドタイプを使います。目頭に差し込むように入れると猫の目のようにくっきりします。大きく見せたい人は睫毛の間を埋めるように塗ってください。目尻は徐々にはねるようにして、少し長めに引きます。笑った時の目尻を目印にすると分かりやすいです。

5) アイシャドウは濃淡で

アイシャドウは薄い色を目の上下にフワッと塗り、濃い色をアイラインの上にのせます。
大きく見せたい人は濃い色を下瞼の目尻にも軽くつけてください。

6) マスカラは下睫毛にもつける

マスカラは睫毛の中央から上に向かって塗ります。根本に塗らないことで目の下につくパンダ目になるのを防ぎます。秋冬のメイクでも述べましたが、下の睫毛にも忘れずに塗るようにしてください。

7) 眉と目のバランスを整える

眉尻、目尻のメイクは小鼻の延長線上で揃え、眉のラインとアイラインは平行であるほうが自然に仕上がります。最後に三面鏡や合わせ鏡で横顔をチェックしてください。
メイクは正面だけでなく側面も大切です!

8) リップクリームも忘れずに
マスク時は口紅をつけない方も多いようですが、唇はお肌の一部です。荒れを防ぐためにもリップクリームは必ず塗ってください。唇も光老化をしますので紫外線予防効果のあるものを使いましょう。

以上が、マスクメイクのコツです。是非、参考にしてみてください。最初にも述べましたが、ポイントは普段より「三割増し」にすることです。それ以上濃くすると派手になり清潔感が失われるので要注意です。

■オンライン向けメイク
次に画面映りに差が出るオンライン向けメイクのコツについて述べます。
先にマスクメイクのお話をしましたが、オンライン向けメイクもお顔の上半分に関してはマスクメイクと同じ要領で大丈夫です。お肌も画面上ではテカリますので、パウダーをつけてマット感のある仕上がりにしたほうが上品に見えます。
オンライン向けメイクでは「唇」がポイントになります。口元がぼやけないように、しっかりと主張させることが肝心です。お勧めのリップカラーは画面映りも良く、肌が白く見える「赤」です。
それでは主張する「赤い唇」を創るポイントをお話します。

1) 上唇と口角は角ばった山を意識して描く

輪郭にはリップペンシルを使うほうが簡単で上手くいくと思います。
少しオーバーな表現ですか、上唇の山や口角はカクカクと角ばった山のように縁取る感じで描きます。上下の口角はラインをグッと内側に差し込むと唇の形がはっきりします。
赤いリップは、丸みのあるぽってりした唇に描くと色っぽくはなりますが、ビジネスシーンには向きませんので、ケースバイケースにしましょう。

2) 下唇は台形を意識して描く

下唇も同じく丸みをもたせるのではなく角ばった台形を意識して描きます。底辺は真っすぐなラインではなく、気持ち中央をへこませぎみにします。こうすることで赤のリップでも派手にならずエレガントに仕上がります。

3) グロスやチークを塗る

唇全体に塗り終え後、透明感を出すため、ツヤ感のあるグロスを唇の真ん中に塗ります。
オンライン向けメイクにもチークは必要ですが、色のバランスが大切です。リップを赤にしたので、チークは横顔に薄くつけましょう。チークとリップの両方を強調すると野暮ったくなります。
オンライン向けメイクは舞台メイクと似通っています。映る画面は平面ですのでハイライトやシャドウで陰影をつけ立体感を出しましょう。※秋冬メイクを参考にしてください。

ここでも言っておきたいのですが、過ぎたるは及ばざるがごとし…ハイライトもシャドウも強すぎると下品になります。薄く重ねづけをしてフェイスブラシでぼかすようにお肌になじませてください。マスクメイク同様に清潔感がポイントです。洗練された大人の雰囲気を醸すメイクを目指してください。

 


みきしほ先生
芦屋隠れ家サロンshin.shin オーナー
オンラインショップサントル*SHOP Centre オーナー
一般社団法人日本アピアランスセラピー協会 代表理事
※コラムのモデルさんに用いたメイクアップ商品をお知りになりたい方は
先生のホームページよりお問合せください。