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2020年秋冬メイクのトレンド by みきしほ先生

今年は春からの新型コロナウィルスの流行で、なかなかメイクを楽しむ環境ではなかったかもしれませんが、秋冬はウィルス対策に気を配りつつも、メイク、お洒落を楽しみたいものです。良いニュースが少なく、気持ちが沈みがちな時こそ女性はメイクのパワーでポジティブになるべきです!今回もメイクセラピストのみきしほ先生に気持ちが華やぐ秋冬メイクのお話をお伺いします。


■秋冬ファッションの永遠の定番「カーキ色」


2020~21年の秋冬コレクションでは相対的に赤と黒が目立ちました。何よりも黒の復活が印象的でした。また春夏に続き青、そして秋冬の定番のカーキ色も健在です。これらファッションのカラートレンドから今回は秋冬に根強い人気のカーキ色を意識して、みきしほ流のメイクをご紹介します。

 

■乾燥の季節には潤うメイク下地を
秋から冬にかけては乾燥が強くなりますので、メイク下地は潤い成分に優れ、保湿性の強いものを用いましょう。今回はO2VITAのアイバッグセラムとリッチケアクリームを使わせていただきました。

基礎化粧品は軽いものからつけることが基本です。化粧水→美容液→オイルやクリームの順です。アイバッグセラムはスキンケアの一番最初に使う目元専用の美容液ですので、化粧水の前に使ってください。適量(片目に米粒大程)を、目の輪郭に沿ってつけていきます。特に目の下は中指で軽くおさえながらお肌になじませましょう。目の下のクマが薄くなります。

次にリッチケアクリームをおデコから頬にかけ内側から外側へとお顔全体に塗ります。口元は口角を上げるように意識して塗ってください。コツは楽しいことを考えながらつけること!自ずと口角が上がり、口周りの筋肉に形状記憶されます。口角が下がると老け見えの要因にもなるので、中高年の方はメイク時にも笑顔を心がけましょう。

 

■ファンデーションは薄塗りがトレンド
昨今はほとんどのファンデーションに日焼け止め成分も含まれていますので、お肌にはファンデーションだけで十分です。両頬に丸く置き、美容クリームを塗る感覚で全体に薄く伸ばしていきます。秋冬はキラキラ感のあるものよりは少しマットな仕上がりになるものがシックで良いでしょう。

ファンデーションを塗り終えたら、気になるシミはコンシーラーで目立たないようにしましょう。ポイント使いをするにはペンシルタイプのものがお勧めです。シミの部分に塗り、トントンと薬指で伸ばしていきます。人差し指より薬指を使うほうが力が入り過ぎず上手く塗ることができます。厚塗りは却ってシミが目立ち逆効果ですので要注意。コンシーラーの色で隠すのではなく、光沢でシミ飛ばすような感覚です。

昨今はパウダー無しの透明感のあるメイクが主流になりつつありますので、今回はファンデーションの上からのパウダーは控えます。ただ化粧崩れはパウダーを用いたほうが防げますので、もしもつける場合は最低限、おさえる程度に薄くつけましょう。

 

■眉はあくまでもナチュラルに
眉の描き方はメイクを決める大切なポイントですが、今年は眉にそれほど重きを置く傾向にはありません。つい最近までは太い眉が流行っていましたが、より自然な仕上がりを目指すようになっています。

 

眉は描き方によって表情か変わります。眉頭を目頭より少し内側にするとはっきりとした表情になります。柔らかな表情に仕上げる場合は、眉頭を中指でトントンとぼかしましょう。眉頭から眉尻にかけては、段々と濃い色で仕上げていきます。

両方の眉を同じように描くのはなかなか難しいですが、先に苦手なほうの眉を描くほうがスムースにいきます。

■アイメイクは落ち着いたトーンで
アイメイクの前にアイシャドウのお粉が目の下や頬につかないようにシートを貼ります。※プロの技です!アイメイク終了後にはがしてお粉で軽くおさえます。

今回は秋冬ファッションの定番のカーキ色を意識して、アイメイクもグリーン系のカーキ色でまとめることにしました。

まずはカーキ色のシャドウを目の際の瞼に引き、ブラシでぼかすように瞼の上に広げていきます。次に同色系の少し薄いトーンのシャドウを瞼の中央にのせます。こうすることで立体感が出て目がより大きく見えます。

アイラインはペンシルタイプのものを用い、色はカーキと合う茶色にします。目の上に引いた後に茶色のパウダーアイシャドウで再度、おさえるようになぞります。アイラインは目尻の下にも軽く入れてください。全体ではなく外側から1/3程度です。こうすることで横顔の印象が際立ちます。

ハイライトはカーキ色になじむ少しクリーム色がかったものを用いました。目の下にも目頭から、目尻に入れたアイラインの引き始めまでに入れます。

仕上げにハイライトを眉毛の下にも入れましょう。少しキラキラ系のものを眉尻から側面にかけて引くと、横顔の眉の印象が際立ち、よりお顔に立体感が出ます。

アイメイクの最後はマスカラです。

ロングタイプとボリュームタイプがありますが、睫毛の長い方はロングタイプを、短い方はボリュームタイプを用いてください。アイメイクは目の下が大切です。ラインやハイライト同様にマスカラも下の睫毛にも必ずつけてください。下睫毛が無い…と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんとあります!見つけてしっかりとマスカラをつけてあげてくださいね。

 

■中高年のメイクにチークは必須
春夏メイクでもお話しましたが、中高年にとってチークは絶対に必要です。今回は濃い赤にします。チークに濃い色を使うことでお肌とのコンストラストでより透明感が出ます。

まず鏡に向かって口角をあげて笑ってみましょう。この時に頬が一番高くなるところから側面にかけてチークシャドウをブラシでつけます。少しずつオブラートのように薄く重ねづけして足していくと華やかに仕上がります。

チークは両顎のフェイスラインにも軽くつけましょう。また、チークの上から側面にだけハイライトを入れるとより立体感が生まれます。

 

■リップはグロスで艶感アップ
眉と同様にメイクのポイントとなるのがリップです。自然な眉に合わせてナチュラルな仕上げにするため、今回はベージュ系のピンクを選びました。唇のラインに沿って、ほんの少しオーバーぎみに描きます。上唇がふっくらするとセクシーな感じになります。全体的に口紅をなじませると、中央にだけゴールドのグロスを塗ります。艶っぽく、立体感があるリップに仕上がります。

リップを塗り終えると総仕上げとして、小鼻の横と、唇の両横にハイライトを入れてください。全体的にフェイスアップが図れてメイクが締まります!

以上、今年の秋冬のトレンドを取り入れつつ、お顔のパーツごとにメイクのポイントをお話しました。何度も使った言葉に立体感と透明感がありますが、これこそが中高年のメイクの大切なキーワードです。

メイクはお顔の正面だけでなく、側面も忘れずに!玉子のような立体感のある小顔、透明感のある若々しいお肌に仕上げると、ハツラツとした印象を与え、ご自身の気持ちもウキウキと高まると思います!是非、トライしてください。


みきしほ先生
芦屋隠れ家サロンshin.shin オーナー
オンラインショップサントル*SHOP Centre オーナー
一般社団法人日本アピアランスセラピー協会 代表理事
※コラムのモデルさんに用いたメイクアップ商品をお知りになりたい方は
先生のホームページよりお問合せください。