美肌レシピ No.1『 ベトナムのサンド「バインミー」』by ターブルドール
美肌レシピ No.1『 ベトナムのサンド「バインミー」』by ターブルドール
☆紫外線ケア
シミやシワの一番の大敵は「紫外線」です。紫外線は一年中、降り注いでいますが、春から夏にかけては特に強い時期です。紫外線対策には外的な日焼け止めによる予防に加え、内的な予防も必要です。
紫外線により発生した酸化物質を抑える食品を摂ることにより、肌のターンオーバーをスムーズにしてシミを防ぐことにもつながります。
今回はシミやシワを内面からケアできる抗酸化作用が強い食材を用いた、ベトナムのサンド「バインミー」のレシピをご紹介します。美肌効果の代表格・ビタミンCをたっぷりと含む「ハイビスカス」を用いました。見た目も美しく、食欲もすすむエスニックメニューです。
ご一緒にハイビスカスティーを召し上がっていただけば、ますます抗酸化力がアップします!
美肌レシピ 『バインミー (ベトナムのサンド)』
<材料> 2人分
(レバーペースト)
レバー : 150g
豚ひき肉 : 150g
にんにく : 1片
ブランデー : 大さじ2
塩・胡椒 : 適量
オリーブ油 : 適量
(なます)
大根 : 30g
カリフラワー : 50g
米酢 : 大さじ2(A)
きび糖 : 小さじ2(A)
塩 : 少々(A)
ハイビスカス (乾燥花びら): 5g(A)
フランスパン(小) : 2本
プリーツレタス : 3~4枚
香菜 : 適量
(お好みで)
ヌクマム
魚醤
ハイビスカスティー(ローズヒップティー)
(作り方)
1.レバーペーストを作る。
フライパンにオリーブ油を熱し、レバーと豚ひき肉を入れ焼きつけながらよく炒める。すりおろしたにんにくを入れ、香りが出てきたら、ブランデーを加えて少し煮詰め、最後に塩、こしょうで味を調える。
粗熱がとれたら、フードプロセッサーでなめらかになるまでつぶす。
2.なますを作る。
鍋にAの調味料(米酢、きび糖、塩)を入れ、火にかけ沸騰直前まで温める。
火を止めてAの調味料をボウルに移し、Aのハイビスカスを入れる。
少し時間を置くとピンク色に染まります。
幅5㎜の短冊切りにした大根と、塩茹でしたカリフラワーをAのボウルに入れ味をなじませておく。
3.フランスパンの横から切り込みを入れて開き、下面にレバーペーストを塗る。
4.3のフランスパンに、プリーツレタス、なますの順に具をはさむ。お好みで香菜を散らす。
(なますの野菜は、セロリ、長芋などで代用しても美味しいです。)
※お好みでヌクマム、魚醤をかけると、よりエスニックな味になります。
☆ポイント 美肌の有効成分が多く含まれる「ハイビスカス」「レバー」「酢」を使用
<ハイビスカスの効能・効果>
ハイビスカスにはビタミンCやクエン酸、リンゴ酸といった栄養成分が豊富に含まれており、美容や疲労の回復にとても効果的です。
美白効果:ビタミンCにはできてしまったシミのメラニン色素を還元する美白作用があります。
美肌効果:ビタミンCはメラニン生成抑制作用でシミを薄くし、紫外線の影響でできる活性酸素を取り除きます。ビタミンE合成促進作用により血行を改善し新陳代謝を高め、くすみのない透明感のある肌をつくります。
肌の調子を整える:クエン酸・リンゴ酸は新陳代謝を促し疲労回復を助けます。
むくみの改善:ハイビスカスに豊富に含まれるカリウムには利尿作用があります。むくみを改善したいときには、ハイビスカスのハーブティーがおすすめです。
※その他にも、ハイビスカスには緩下作用があり、便秘の解消に役立ちます。また胃の調子を整えて消化を促進し、夏バテによる食欲不振などにも良いと言われています。
<レバーの効能・効果>
レバーには、レチノール・ビタミンAやビタミンB類、鉄分や良質なたんぱく質など美肌効果が期待できる栄養がたっぷり含まれています。これらの有効成分は皮膚の新陳代謝を高めますので、紫外線でダメージを受けた肌にも効果的です。
保湿効果:レチノールは角質層にヒアルロン酸を増やす効果があり、しっとりと潤いのある肌になります。
肌のきめを整える:鉄分は表皮の新陳代謝を活発にすると同時に丈夫にもするので、きめ細かく滑らかな肌に整えます。
肌のくすみをとる:レバーは女性に不足しがちなミネラル・鉄分が豊富です。鉄分が不足すると血中のヘモグロビン濃度が下がり、細胞に酸素が運ばれなくなるため、細胞がエネルギー不足の状態になり、くすんだり、ハリや艶のない肌になってしまいます。
※レバーは他にも顔の筋肉を作るイソロイシン、メチオニン、トリプトファンといったアミノ酸も豊富です。アミノ酸は、タンパク質を合成してしなやかな筋肉を作るため、美しい体と小顔、引き締まった艶やかなお肌のためにも「必須」です。
<酢の効能・効果>
酢はミネラルやエネルギー源の補給を助け、疲労物質の蓄積を抑制する働きがあるので、健やかな肌を保つためにも活用したい調味料です。※酢の効用は、独特のツンとくるにおい「酢酸」にあります。
疲労回復:疲労の蓄積は肌にも大きな影響を与えます。 体が疲れを感じる原因は、エネルギー源のグリコーゲンを消耗することにあります。グリコーゲンの原料は、穀類や砂糖などに含まれている糖です。糖が分解されてブドウ糖になり、グリコーゲンに変化します。酢酸にはブドウ糖を効率よくグリコーゲンに変化させる効果があるため、はちみつなどの糖と一緒に酢を摂取すれば、グリコーゲンを効率的に補充できます。酢酸はクエン酸同様、疲労物質(乳酸)の生成を抑えて、体内に蓄積された乳酸も分解してくれます。
カルシウムの吸収率アップ:日本女性の99%がカルシウム不足にあると言われていますが、カルシウムは皮膚の新陳代謝や保湿に必要なミネラルです。酢と一緒に摂取すると、吸収率が30~50%上がることが最近の研究で分かってきました。
夏バテ解消:夏バテになると食欲不振、栄養不足になり、肌にも影響が及ぶ悪循環に陥ります。酢の酸味や匂いは、味覚や臭覚を刺激して脳の摂食中枢に働きかけるため、夏バテに効果があります。唾液や胃酸の分泌を促進するので、消化吸収も良くなります。酢には煮込み料理に使うと味にコクを出したり、油っこい料理をサッパリ食べやすくする効果もあります。酢を上手に使って、夏バテを解消しましょう。
便秘解消:酢には便秘を和らげる効果があります。酢によって胃酸の分泌が促されると、腸の蠕動運動が活発になり、便通が良くなります。便秘は女性の美肌の大敵なので、便秘が解消されれば、美肌効果もアップします。酢は食物繊維との相性が良いので、野菜類やきのこ類、海藻類と一緒に食べるとより効果的です。
参考サイト
http://medipet.s311.xrea.com/su/link/
http://an-herb.com/hibiscus.html
ターブルドール代表 http://www.tabledor.net/
三好万記子(Makiko Miyoshi)
パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。
主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。
<資格>
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター