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1日数杯のはちみつで美容と健康

料理やお菓子にもよく用いられる「はちみつ」。現在ではシャンプーや洗顔料やパックなど、低刺激で保湿効果が高いはちみつを、直接肌につける美容法もたくさんあります。ですが、はちみつは「食べる美容液」とも言われ、内側から取り入れるのが一番効果的なのだそうです。
ビタミン豊富で、整肌効果、抗酸化作用、美白効果の美容に加え、腸内環境を整え便秘解消効果や、動脈硬化の予防や疲労回復など、健康にも効果があると言われています。カロリーも砂糖よりは低いのに、甘味は砂糖の1.5倍とダイエットにも効果が期待出来ます。

今回は、はちみつの効果や使い方、はちみつを使用したスキンケアやボディケアの方法などをご紹介いたします。

 


■はちみつの歴史

はちみつを使った美容法は古く、クレオパトラ7 世やローマの皇帝ネロの妻ポッパエア・サビナも、はちみつを使って化粧をしたり、スキンケアにはちみつを混ぜて使っていたと言われています。また、「医学の父」と呼ばれるヒポクラテス(紀元前460年~370年頃)も絶賛しています。
今から3500年以上も昔の古文献「パピルス・エルベス」には、様々な医学知識が書かれているのですが、その中にはちみつ療法の実態がかなりはっきりと記されています。
その療法は内服薬としてだけでなく「傷をした場合には、麻布をはちみつにひたし、これで4日間包帯をすれば治る」と言うように、外用薬としての利用価値もあったそうです。

■はちみつの効果・効能

はちみつには天然のビタミン類、酵素、カルシウム、葉酸、亜鉛、ポリフェノール、ミネラルといった肌や身体にいい栄養素が190種類近く含まれていることから”食べる美容液”とも呼ばれています。お肌への効果として挙げられるのは、老化と酸化を防ぐアンチエイジング、ビタミンCによるシワ・シミの防止、はちみつに含まれるグルコン酸による肌荒れの防止などがあります。

1.エネルギー源
はちみつの主成分はブドウ糖です。糖には色々な種類がありますが、ブドウ糖は単糖類に分類され、食べてから20分で吸収され、速やかにエネルギーに変換されます。

2.ダイエット効果
はちみつは砂糖よりも甘いのに、低カロリー。甘味料として使うなら断然はちみつがオススメです。さらに甘さも1.3倍なので使用量も少なくて済みます。

3.アンチエイジング効果
はちみつには活性酸素を除去して、細胞の酸化を防ぐビタミン類が豊富に含まれています。中でもビタミンB群が豊富に含まれていますが、ビタミンB群は代謝を良くし、肌荒れを改善する効果があります。

4.殺菌作用
はちみつに含まれるグルコン酸には細菌内部の水分を減少させることで細菌の増殖を抑えるとともに、消毒作用もあります。

5.虫歯や歯槽膿漏の予防
はちみつ水のうがいでも口の中の環境を整えることは出来ますが、歯磨き粉代わりに歯ブラシに直接はちみつをつけて、そのまま磨くと歯がツルツルになるそうです。殺菌作用で虫歯や歯槽膿漏も予防し、口臭まで防いでくれます。

6.便秘の解消
はちみつにはオリゴ糖も含まれていますが、これは腸の中で善玉菌の餌となり、腸内環境を整えるのに役に立ちます。はちみつの整腸作用によってビフィズス菌などを増やし、便秘や下痢などの不快な症状を改善していくことが出来ます。

■はちみつ美容

・1日スプーン数杯
適切な摂取量としては、スプーンに数杯程度で十分だと言われています。朝昼晩と1杯ずつ食べるくらいでちょうどいいでしょう。いつ食べてもいいのですが、出来るだけ空腹時に食べた方が栄養素の吸収がよくなります。

・はちみつ洗顔
はちみつを加えると、簡単にきめ細かいモチモチの泡ができます。はちみつの糖分が肌に保護膜を作り、洗い上がりもしっとりします。洗顔料と、その半量のはちみつを泡立てネットに入れ、泡立てお肌に乗せて泡を動かすように優しく洗いましょう。

・はちみつパック
大さじ1杯程度のはちみつを直接顔に塗り、鼻と口に穴をあけたラップで顔を覆い5~10分たったら、ぬるま湯で洗い流します。はちみつとナチュラルヨーグルトを混ぜたものも、肌の透明度が増すと人気があります。

・はちみつ化粧水
高い浸透力と保湿力で、化粧水やはちみつの成分、水分を肌の奥まで届けるため、潤った肌になります。化粧水にその半量のはちみつを加え、温めながら混ぜ合わせ、両手に馴染ませてお肌に押し込むようにパッティングします。

・はちみつ洗髪
はちみつ入りのシャンプーはきめ細かい泡になるので、毛穴に詰まった汚れをすっきり落とせます。手のひらでシャンプー2に対してはちみつ1を加え、混ぜ合わせ、通常通り洗髪し洗い流します。トリートメントも同様に2対1ではちみつを加えるのもオススメです。

■はちみつの選び方

・国産の純粋はちみつを選ぶ
はちみつには、糖が加えられている加糖はちみつや、加熱処理などを加えられている精製はちみつなどがありますが、余計なものが入っているとはちみつの美容効果を十分に得ることができなくなってしまいます。そのため、一切加工が加えられていない天然の純粋はちみつを選ぶことがオススメです。

・濁りや沈殿物があるはちみつを選ぶ
透明度が高いはちみつを選びたくなりますが、純粋はちみつには生きた酵素などがたくさん入っているので透明度が低いほど栄養価が高いと言われています。また、容器の底に沈殿物が溜まっているものほど、酵素や栄養素が豊富に入っていることになります。国産の純粋はちみつの中でも濁りや沈殿物があるか確認してみてください。

・安価過ぎるはちみつには注意する
純粋はちみつであっても500gあたり500円というような安価過ぎるはちみつは、濃度が薄い可能性があります。
純粋はちみつと表記されていても、良いものを見極めて購入するようにしてください。いかがでしたでしょうか。これだけの栄養素をスプーン1杯のはちみつで摂れるのは魅力的ですよね。花の種類によって味も香りも違うので、ぜひ色々なはちみつを楽しんでみてくださいね。