寒くなる季節は、ハンドクリームが手放せないという方も多いのではないでしょうか？
手は自分からも他人からも目につきやすく、ふとした時に気になることもあります。手のケアといえばハンドクリームを塗るだけ、という方も多いかと思いますが、手の老化は顔の老化よりも早いとも言われており、年齢のでやすい箇所でもあります。いつものハンドクリームに簡単ケアをプラスして、思わず触れたくなるような、手のアンチエイジングを目指してみませんか？

 

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■手に年齢がでる原因
手は衣服や化粧品で覆われる事が少なく、いつも何かの作業をしています。体の他の部位よりもダメージを受けやすく、老化も早くに出て目立つようになります。さらに手は真皮が薄い部分の為、ダメージを受けるとすぐにハリ感を失います。

・肌が乾燥している
外気に触れたり、洗い物等による水や洗剤で潤いが奪われたりといった、いくつもの要因から、手肌は乾燥しがちになります。

・紫外線ダメージ
服で覆われない部位の為、手にもUVケアをしておかないと紫外線ダメージを受けてしまいます。また、手は水仕事等で日焼け止めがとれてしまいやすいので、こまめに塗りなおすことが大切です。

・血行不良
手先が冷えやすいといった血行不良の兆候がある方は、手をはじめ他の部位にも血管が浮き出やすくなります。血行不良だと手先など身体の末端にまで栄養が運ばれにくくなる為、代謝が落ち脂肪やハリが損なわれてしまいがちです。

■手の老化チェック

• 手が荒れやすい、乾燥しやすい
• 手の皮膚が薄くなってきた
• 手の血管や骨が浮き出て見える

■手の老化を防ぐハンドケア方法
１.紫外線対策
日光のきつい夏だけでなく、紫外線は年中、降り注いでいます。手は衣服や化粧品などに覆われることなく剥き出しのままが多いので、冬場もしっかりと紫外線対策を行いましょう。日焼け止めを手の甲、手のひら、指先にまでしっかり塗り込み、水を触った後はこまめに塗りなおしてください。

２.水仕事対策
水仕事をするとき、なるべくゴム手袋の着用がオススメです。食器用洗剤や住宅用洗剤等に含まれる界面活性剤はお肌への刺激が強く手荒れの原因の一つとなります。また寒い季節は熱いお湯を使って掃除や洗い物をすることも多いはず。ですがお湯に手を付けすぎると、お肌に必要な保湿成分も流れてしまい乾燥の原因にもなります。
手にやさしいと書かれてあっても、必ずゴム手袋を使いましょう。お湯を使って食器などを洗うときは、あらかじめ手にハンドクリームを塗っておき、その上からゴム手袋をすると、パック効果で保湿成分が浸透しやすくなり一石二鳥になります。

３.水分はすぐ拭き取る
手を洗った後、すっと軽く水気を拭き取るだけだったり、「温風乾燥機」を使って手を乾かしたりしていませんか？乾燥機は水分を飛ばし過ぎてしまい乾燥の原因にもなります。また逆に、水気をしっかりと拭き取らず手に水分が残った状態のままにしていると、蒸発する時にお肌の水分まで一緒に奪われてしまいます。外出する際はタオルやハンカチを常備して、指と指の間まできちんと拭き取るようにしましょう。

４.低刺激なハンドソープ
液体アルコールや除菌ソープの使い過ぎは手荒れや乾燥の原因になります。手に優しい低刺激のハンドソープでやさしく手を洗うようにしましょう。

■ハンドケアの方法
手のケアはまず全体を暖めてから行うほうが効果的です。
ハンドバスの時間がない時はお風呂上りにクリームでマッサージするだけでもOKです。

・ハンドバス

1. 40～42℃のお湯をボウルに入れ、お好みのアロマオイルを垂らします。
2. 手を入れて5～10分ほどつけて温めます。
3. タオルでしっかり全体を包み込んで軽くたたくように水気を拭き取ります。

・ハンドスクラブ

1. スクラブをさくらんぼ大手のひらに取り、お湯と馴染ませて乳化させます。
2. ドロッとした質感になったら、やさしくなでるように手全体に広げていきます。
3. 擦らないようにやさしくマッサージし、洗い流します。

・ハンドクリーム

1. クリームを適量手のひらに取り、温めます。ハンドクリームを塗る際は、とにかく適量を守ることを大切にしてください。
2. クリームを手のひら全体に広げながら、塗り込んで行きます。手のひらのくぼみや指の腹までしっかりと塗り、広げていきましょう。
3. 手のひらを使って手の甲にもクリームをよく馴染ませていきます。手の甲をマッサージするようなイメージで、手の甲から爪までしっかり塗り広げましょう。
4. 両手の指と指を絡めながら、指のまたや指の間、関節のシワなど塗り残しがないように塗り込んでいってください。
5. 爪の表面や爪の先、爪の縁までよくクリームを浸透させてください。特に爪の縁が乾燥すると、ささくれが出来やすくなってしまいます。指先まで万遍なくクリームを浸透させましょう。

■プラスのケア方法
・ハンドクリームの前に化粧水
ハンドクリームを塗る前に手に化粧水を馴染ませておくと、ハンドクリームの効果の倍増が期待できます。化粧水で水分と栄養分を与えておくことで、ハンドクリームの浸透率、保湿効果がアップします。

・手袋で保湿
ハンドクリームを塗った後は、手袋をして過ごすとクリームの成分が手肌に浸透しやすくなり簡単なハンドパックができます。手袋をつける場合、専用の綿やシルク製の手袋だと、よりハンドパックの効果が期待できますよ。

・ハンドマッサージ
ハンドクリームを塗る際にマッサージも一緒に行ってみてください。クリームで滑りがいいのでマッサージしやすく、血行不良の改善にも効果が期待できますよ。

1. 指を1本ずつ、根元から指先に向かって軽く引っ張るように揉む
2. 手の甲側の、親指と人差し指の間にあるくぼみを、もう片方の親指で揉む
3. 指を1本ずつ、爪や爪の周りをギュッと優しく揉む

 

食事中や話中、ふとした仕草の中で手先は視界に入ってきやすい部位です。手の所作も見た目も綺麗な人は、それだけで美しく洗練された印象を受けます。
手先までしっかりと美容が行き届いた、美しい女性を目指してみてくださいね。