肌にもお休みを！素肌力を呼び覚ます”肌休め”
毎日を綺麗でいたいと、朝はしっかりメイクをして夜はきちんとクレンジングで落とす…
そういった日々を続けているとお肌は疲れてしまい、本来のお肌の力を発揮できなくなってしまいます。お肌が本来持っている力を呼び覚ます為にも、お肌にも休息日を作ってあげることが大切です。
■肌休めとは？
メイクもマナーとなっている現代社会。外出するときはしっかりメイクをされる方も多いのではないでしょうか。多忙な時は帰宅後、メイク落としが雑になってしまったり、うっかりとそのまま寝てしまったり…知らず知らずのうちにメイクによってお肌には負担をかけてしまっています。
そんな日々頑張っているお肌に蓄積されているダメージを癒し、リフレッシュする為にも肌休めの日を作ってあげることをオススメしています。ですが、肌休めといってもなにもしないままのすっぴんはNGです。最低限のスキンケアやメイクは行うようにしましょう。今回は肌休めの方法をご紹介いたします。
■すっぴんはNG
紫外線や大気汚染、ブルーライト等によるお肌への悪影響は沢山あります。お肌を休めるからといってすっぴんで過ごすと逆にダメージを与えることになってしまうのです。その為、肌休めの日でも、うるおいや外的刺激を防ぐ為にスキンケアやUVケアはきちんと行いましょう。
■肌休日の過ごし方
前述した通り、お肌はさまざまな外的ストレスにさらされています。うるおい不足の肌はバリア機能が正常に働かず、ダメージを受けやすくなってしまいます。・こすりすぎない・のせすぎないを基本に、保湿に視点を置いたスキンケアを行いましょう。また紫外線が気になる場合やどうしても外出しないといけない時は、石鹸で落とせる日焼け止めやミネラルコスメを使用するようにしましょう。
■肌休日のスキンケア
肌休日を設ける日は外出予定のない日がオススメです。週末に取り入れてみてはいかがでしょうか。
朝の洗顔後はお肌の保湿成分が失われている状態です。1週間がんばったお肌に化粧水で水分をたっぷり与えてみずみずしい状態に戻してあげましょう。化粧水をコットンにたっぷり取り、お顔全体に広げた後に優しくなじませるようにパッティングします。もう一度コットンに化粧水をとり、繰り返し優しくパッティングすると化粧水がしっかりなじみ、お肌がみずみずしくふっくらとします。
ゆっくり時間がある場合はコットンパックをオススメします。パッティング後、コットンに化粧水をたっぷりと含ませて目元や口元など乾燥しやすい部分に貼り付けてお肌に集中的に浸透させます。目安は３分間、それ以上続けるとコットンが乾き初めてお肌の水分も奪ってしまい余計に乾燥してしまいますので、注意してくださいね。
しっかりなじんだら次は美容液をつけましょう。美容液を手に取りなじませやすいように体温で温めて、手のひら全体でお肌を押さえるようにしながら顔全体にさっと馴染ませます。次に、中指と薬指の腹を使って馴染ませていきます。その後のメイクのノリを気にしなくていいので、目の周りなど乾燥しやすい部分には多めに用いて大丈夫です。
美容液が馴染んだらクリームで油分を与えます。油分の役目は、肌の保湿成分や水分が失われるのを防ぐことです。肌休日はうるおいが大事だからといって沢山つける必要はありません。いつも通り薄く馴染ませていきましょう。目もとや口元等の乾燥が気になる部分は多少多めにつけても問題ないのでしっかりと保湿してあげてくださいね。
すっぴんでお肌がのびのびするのは良いのですが、弱点は紫外線に弱いことです。数分程度紫外線を浴びただけでも、お肌のハリ・弾力を担っているコラーゲンやエラスチンが破壊されてしまいますので、なるべく紫外線に当たらないように注意しながら一日を過ごしてください。お部屋のカーテンはUVカット効果のものが良いですよ。
■肌休めのスペシャルケア
・日中のこまめな保湿
1日家にいるだけでも、お肌は乾燥します。1日の過ごし方ですが、朝のスキンケア以外にもこまめな保湿をすることが大切です。ファンデーションを塗っていると、日中は化粧水や乳液などを使って保湿ケアをすることはできませんが、すっぴんで過ごしていればカサつきが気になった瞬間にすぐ化粧水や乳液を付けられます。手元にお気に入りの化粧水と乳液を置いておき、テレビを見ながら等自分の好きなタイミングや手の空いたときに馴染ませてあげましょう。100円ショップで購入できるスプレーにいつもの化粧水を移し替えておくと、気づいたときに楽に保湿ケアが行えますよ。
・マッサージ
顔全体の血流が滞っているとお肌がくすんで見えてしまうので、マッサージケアもプラスしてみましょう。お顔を ホットタオルで温めたあと、乳液やクリーム、または美容オイルを手に取りお顔全体に広げて滑りをよくします。日頃硬くなっている表情筋をほぐしながらお顔を引き上げるように手のひらを使ってマッサージをしていきましょう。
・シートマスク
シートマスクといえば夜寝る前に行うスペシャルケアのイメージがありますが、肌休めの日は朝起きて洗顔後に使うのもオススメです。シートマスクにはお肌に美容成分を浸透させてお肌が持つ力で保湿をする効果があります。乾燥や潤いが気になるという方は、ヒアルロン酸やコラーゲン配合の保湿タイプのものを、くすみや美白が気になるという方はビタミンCやプラセンタなどの美白タイプのものを肌状態にあわせて選び、5～15分程パックします。長く貼り付けたままにしておくと、お肌の水分が奪われ余計に乾燥を招くので商品に明記されている時間は守るようにしましょう。
・ミネラルコスメ
休日で突然人が訪ねてきたり、どうしても外出しないといけないという際に、日焼け止めだけでは……という人は「肌休日メイク」を取り入れましょう。いつも通りのメイクでは、お肌を労わることができず負担をかけてしまうので、ミネラルコスメ等のお肌にやさしいメイクアイテムを選びましょう。商品説明にクレンジング不要や石鹸だけで落とせるものと記載されているものが最適です。
・入浴はゆっくりと
日々忙しく過ごしていると、入浴時間も短くシャワーだけの時のこともあるかと思います。肌休めの日は、ゆっくりと入浴してみるのもオススメです。ゆっくりと湯船にお湯をためて浸かり、体の芯から温まることで代謝がよくなり、お肌の老廃物も排出されやすくなります。首や肩のコリが肌トラブルやくすみにつながりますので、マッサージをプラスしてみてください。
・栄養バランスの良い食事
美容・健康の基本は内面からのケアが欠かせません。平日は仕事や家事で忙しく、外食やコンビニ等、栄養バランスを考えて食事ができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方は、肌休めを行う週末だけでもきちんとバランスを考えて食事を摂ってみてください。和食を中心に、消化の良い食事で、お肌と合わせて胃腸を休めるのも良いでしょう。また、時間のある場合は、作り置きおかずを作っておくと毎日の食事に栄養価の高いものをプラスできますよ。
・良質な睡眠
睡眠には美肌にいいと言われているシンデレラタイムがあると言われています。睡眠において大切なことは、「質」です。就寝前のスマホやPC、TVは安眠を妨げるので注意しましょう。食事も眠る2時間前には終わらせておくのがベストです。肌休めの日は早めにお布団に入り、ぐっすりと質の良い睡眠をとりましょう。
週末は休日を利用して、月に2～3回の肌休めを取り入れるだけで、お肌や心のリフレッシュにも効果的です。肌休めの日はゆっくりと本を読んだり映画を見たり…身体的にもゆっくり過ごすことをオススメします。是非一度、肌休めを取り入れてみてくださいね。
