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中高年にお勧めしたい若見えメイク術

私は若い頃から美容に関することが大好きで、本職の美容鍼灸に加えまして、学生時代からご依頼があればモデルのお仕事もさせていただいておりました。モデルは美しく見られることを要求されますので、かつてはモデル事務所でもレッスンを受け、その後、メイクを学ぶためのスクールにも通いました。数多くの美容や撮影の経験から得ました私のメイク術はサロンのお客様にも大変好評いただいており、今でも時々、メイクのレクチャーをすることがあります。

メイクはお肌を守ると同時に、本来の美しさをブラッシュアップしてより魅力的に見せることができる魔術の一つです。一方で、メイクを誤ると、乾燥や日焼け、シミやシワを促したり、せっかくの長所を消してしまったり、逆に老けて見えてしまうことにもなりかねません。

今回、私がご紹介するメイク術はより若々しく輝くヒントになるものです。今まで多くの方に認めていただいたものですので、皆様のお役にたちましたら嬉しく思います。

 


メイクを始める前に
本題に入る前にお勧めしたいことが3点ございます。

1)メイクの道具は専用のものを使う

メイク商品の品質は大事ですが、それ以上にメイクの道具は大切です。化粧品に付属しているパフや刷毛、ブラシ等を用いるのではなく、出来れば専用のものを用意しましょう。そのほうがずっと綺麗にメイクができて、仕上がりにも差が出ます。

2)常にメイクの新しい情報を知る

メイクには流行りがあることを知っておいていただきたいです。人は不思議なもので、自分が最初に覚えたメイクを引きずるようです。例えば高齢な方ほど、お白粉をたくさん付ける傾向にありますが、それは令和になっても昭和のメイクをしていることになります。メイクのトレンドはチェックして柔軟に対応しましょう。化粧品は日進月歩!ドンドン素晴らしいものが発売されています。常にアンテナを張って、新しい情報を取り入れてください。

3)メイクをする時の力加減はやさしく
メイクをする時は「お肌にやさしく」を心がけてください。私のレッスンでは、お肌を強く刺激している方がほとんどでした。強くこするように化粧品をぬるとメイクでシワやシミを作ることにもなりかねません。例えばですが…もめんのお豆腐の上に壊さないようにそっとぬるような感覚です。そして量は少なめに用いることが基本です。

それではお肌のベース、目と眉毛、口元と…各パーツのメイクのお話に移りましょう。

お肌のベースメイク
ファンデーションの選び方と塗り方

歳を重ねると厚塗りのメイクはシワを目立たせ、余計に老化を感じさせるものになります。薄づきで自然な仕上がりになるベースメイクアイテムとして、私の一押しはクッションファンデーションです。(以下クッションファンデ) クッションファンデで創る清潔感のあるツヤ肌は今のトレンドのお肌になります。

欧米や日本、韓国等、多くのブランドから販売されており、お値段もピンキリですが、私の経験上、ファンデーションの価格とお肌の仕上がりは比例します。高価なファンデーションは使いやすく、カバー力も仕上がりの品も良く、美容成分も含まれています。(気持ちもあげてくれます)ですから全てのメイク商品にお金をかけることが出来なかったら、まずはファンデーションに投資することをお勧めします。

クッションファンデには付属のパフが付いていますが、これを使っても上手くお肌にぬることは難しいです。最初に述べましたようにお化粧の道具は大切です。クッションファンデをぬる時にはウレタンのスポンジ(厚みがある程度あるもの)を用いてください。まずスポンジをぬるま湯に付けて固く絞り、さらに水分を取る為にティッシュペーパーに包んで絞って、柔らかくしてから用いましょう。

ファンデーションのお色は貴方の肌色にぴったりのものがあればよいのですが、ぴったりのものがなく、少し薄いお色、少し濃いお色との間で迷った場合は、お肌よりも少し濃いトーンを使ってください。そのほうが自然に仕上がりシミも目立ちにくく小顔に見えます。

ウレタンのスポンジに少量付けて、頬、おでこ等、お顔の中心から外側に伸ばすようにぬっていきます。先述しましたように、力を入れ過ぎることなく、お肌にやさしく伸ばしていくことを忘れないでください。

コンシーラーを活用する

クッションファンデは薄付きですので、全体に伸ばした後にコンシーラーを活用してお肌のトーンを均一に整えていきます。コンシーラーは筆ペンタイプのものがお勧めです。

シミが目立つ部分に付けるのはもちろんですが、併せてお顔のくぼみのある部分に付けてください。まずは目の下、次に眉毛の上に眉に沿って少しくぼんでいる部分がありますので、そちらにも付けてください。余談になりますが眉の上を明るくしますと人相学的に良く、幸運が訪れると言われています。

他、くぼみや弛みのある場所、赤みのある場所にも伸ばしてください。小鼻の周囲、口元は必須です。くぼんでいる部分に少量乗せて、指でトントンとなじませ、その後、ファンデーションの時に使ったスポンジで綺麗になじませてください。あくまでもやさしく!

コンシーラーの上にお粉は必要ありません。なぜなら、全体的に厚ぼったく見え、特にくぼんでいる部分にお粉が入ると却ってシワ等が目立つからです。

チークで透明感と若々しさをプラス!

チークこそは肌のトーンを明るくして、若々しく見せる優れたアイテムです。普段、チークをぬっていない方は今後、是非、活用していただきたいです。
こちらも中高年になりますとパウダータイプのものは避けてください。さらっとした液体状のリキッドタイプ、油分が含まれているグロスぽいものがありますが、リキッドタイプは乾燥してしまいますので、超乾燥肌の方はグロス等のタイプをお使いください。お肌に合ったものを選んでいただければと思います。

チークのお色はパーソナルカラーに合ったものが良いです。一つご忠告ですが、紫がかったものは避けましょう。私の経験上、あまり紫がかったピンクを広い面積に用いると派手な印象を与え、上品さを欠くように思います。チークのお色はとても大切なので、カラーリストにご自身に合うお色を選んでもらうのも一考です。イエローベースかブルーベースかだけでも売り場でチェックしてみてください。くすみのないピンクを片方に、もう一方にオレンジっぽいチークをのせましたら、どちらか一方がよりクマもシミも目立たずお肌が白く見えるはずです。白く見える方が貴方に合ったお色です。

次に大切なことはぬる量です。ほんの少しを頬の中心から耳元に、トントンとやさしくのせていってください。ほんのりとピンク色になる程度で大丈夫です。あまり多くの量をぬると濃く色がつき「おてもやん」のようになってしまいますので注意してください。(笑)

鏡で見えている中央だけでなく、側面にもぼかすように頬骨を意識して(頬骨の下あたり)伸ばしてください。ここでもやさしく伸ばしてくださいね。

チークをぬるだけで血色が良くなります。少しお話がそれますが、男性は血色の良い女性を選ぶ傾向にあります。なぜなら「血色が良い」=「若くて元気」と思うからです。以前のコラムでも描きましたが、種の保存において男性のDNAは若くて元気な女性を求めます。チークを上手く使ってメイクすると若い男性には好印象かもしれませんよ?!

目元のメイク

 

目は口ほどにものを言うといいますが、皆様もメイクで一番、力が入るのはアイメイクではありませんか?一方でアイメイクほど時代を感じさせるメイクはないので注意が必要です。明るいブルーのアイシャドウをぬった方を今でもたまに見ることがありますが、これぞ昭和のメイクの名残ですね。歳がばれます!(笑)

日本人は平面的な顔立ちですので、欧米人を真似て彫を深くみせようと、目の上にグレーや濃い茶色のアイシャドウをぬっている方も多いですが、あまりダークにすると却って目が落ちくぼんだようになり、こちらも老け見えになります。但し、モードなムードや彫り深いクールなお顔立ちの方にはお似合いになりますので、ご自身のお顔のムードを最優先にお考えください。

眉で印象が決まります
アイメイクの前にお顔を整えるのに大切な眉の描き方からお話しましょう。

眉のカタチや太さも時代により変遷があります。今は自然で太い眉が主流です。眉の長さやカーブで印象はかなり変わります。貴方がどのような女性に見られたいかも含め、好きな女優さんやモデルさんのメイクを真似してみたり、ご自身のお顔立ちと近いお手本を見つけて真似てみるのも良いかと存じます。

眉毛を短く切る必要はありませんが、長くて濃い方は少しハサミで整えてください。描き方の基本は、眉頭は太く本来よりも少し薄い色で…眉尻にいくに従って少し濃い色で細くことです。こちらも化粧品に付属しているブラシでは上手く描けません。眉専用のブラシを用いるようにしましょう。

眉を描く時、一番難しいのは左右を対象にすることですね。小指の腹の部分を頬にあて手を固定させることで、安定感が出てブレずに描けるので、やってみてください。

自分のお顔の真ん前だけを見てメイクしていると全部が中心に寄ってしまったり、角度の感覚がつかみにくいので、お時間が許すのでしたら、ゆで卵に理想の眉を描いて、お顔と言う球体にメイクしている感覚を身につけるのも上達のコツかもです。

眉は細いペンシルとパウダーのダブル使いでしたらより自然な仕上がりになります。パウダーである程度描いて、眉尻だけ細いペンシルを使うと描きやすいかと思います。眉頭は淡い茶色のパウダーでぼかしてください。あまり強く描きますと、余裕のない表情になりやすいです。

マツゲはエクステで!
マツゲが長いと目も大きく見えて、横顔も美しくなります。昭和の後半から平成の初めはマスカラが必須アイテムでしたが、今やまつげエクステが当たり前になりました。もちろん私もまつエクをしています。ビューラーでまつげをカールしてマスカラを塗る手間を考えますと、美しさへの投資としてまつエクをお勧めしたいです。

より目をパッチリと見せたい方は下まつげにマスカラを少し塗るといいでしょう。あまり付け過ぎると後々下まぶたに付いたりしますので、量にはご注意ください。

アイシャドウとアイライン
私がお勧めするアイシャドウはゴールドが混じったお色です。ご自身の肌色よりも少しだけ暗いトーンのベージュ、茶系のものが良いです。このアイシャドウを瞼の膨らんでいる部分全体に薄く伸ばします。眉の下のくぼんでいる部分には明るいコンシーラーをぬると良いでしょう。落ちくぼんだ目は老け見えに繋がります。

アイラインは細くスッとかけるリキッドタイプをお勧めしています。上のラインは目頭から目尻に、まつげのすぐ上を目のカーブに沿って描いてください。目尻からの1/4程からは少し上向きにラインを引き、そのラインと下の目尻の延長線が合わさる細い三角形の部分を少し濃い目のシャドウーで埋めるようにしましょう。目尻の上下の線は繋げないでください。クレオパトラのようになります。(笑) アイラインで全部を囲うと目が小さく見えますので要注意です。中高年になると全体的に下がったイメージになりますので、目尻は少し上げて描くのが正解です。

また、まぶた全体に淡いピンクのチークやアイシャドウを1.5センチ幅くらいの平筆で一刷け仕上げに重ねてみてください。色味が感じられない程度に隠し味。明るい澄んだ印象に仕上がります。必殺技なので一度、試してみてください。

口元のメイク

唇のお手入れ
眉と併せてメイクのポイントとなるのが唇です。ふっくらとした唇はとても女らしい印象を与えますので、普段から唇もお肌同様にお手入れをしていただきたいです。ちなみに私はリップクリームを塗って、その上にラップを貼ってケアしています。バスタイム等にするとより効率よくお手入れができます。ワセリンタイプのリップクリーム、ハチミツ等、自然でお肌に良い成分が入っているものを選びましょう。メンソレータムは向きません。

口元は年齢とともにしぼんで唇も痩せてきてしまいます。お化粧の始めにまずリップクリームをぬって、できればラップで覆いましょう。他のパーツをメイクしている間にケアをするのです。口紅は最後にぬるので、その前のひと手間でふっくらした口元を手に入れることができます。

輪郭はあまり暗くないリップペンシルでアウトライン(気持ち外側)に沿って描きます。口

紅をぬり終った後に、上唇の内側の粘膜との境目をティッシュオフしてください。前歯に口紅がつかないように、事前に歯に当たる部分を取っておきましょう。

以上、ベースになるお肌の作り方、目元、口元のメイクについて、私の経験を元に独自に培ったテクニックを交えてお話しました。お肌のベースとチークにかなりの比重をかけましたが、それはお顔の広い部分を占めるからです。ベースが綺麗に仕上がることでポイントメイクがより映えます。

メイク直し
朝にしたメイクが綺麗なままの状態で夜まで持続することは難しいです。気がつけばアイシャドウがにじんで目の下に付いていたり、口紅が取れていたりします。ですから時々はチェックしてメイク直しをしてください。

特に目元、口元は要注意!中高年になりますと夜になればなるほど疲れがお顔に現れてきます。そこで私がお勧めしたいのは、PRになりますがO2VITAのアイバッグセラムです。

サイズもコンパクトでバッグに入れての持ち運びも便利です。目の下から目尻にかけて、また口元の法令線の辺りにサッと、ひとぬりすると、張りが出て明るい印象が甦ります。乳液や美容液はコンパクトなサイズのものをお持ちになると便利です。

時短お手入れ手、首、肘、かかとは要注意
私はお顔のクリームより、上記の4箇所に塗るクリームにはリッチなものを選んでいます。なぜなら、ここは美容整形でも手を出せない部分だからです。お顔のお手入れは首まで一緒にしてください。肘は絶対にテーブルにつかないでください。黒ずんだ肘は後ろを歩く人から丸見えです。美白化粧品のテスターをもらったら肘に塗りましょう。

かかとはクリームをぬれば靴下を履きます。手もクリームをぬれば手袋をはめます。ともにたった1分でも馴染み方が違います。まつエクや車の運転の時は手やかかとのお手入れのチャンスです。生活の時間を上手に美容にも使うことで無理なく美しくなりましょう。

■香り
メイクとは直接関係ないと思われるかもしれませんが…お洒落の仕上げとして大切な要素の一つ、香りについてもお話させてくださいね。

和食のお店やお寿司屋さんで甘く濃い香りをまとう方と出逢うことがあります。日本料理は「吸い口」やお出汁の風味、繊細なお味のものが多くございます。お食事のご予定のある時にはジャンルをご確認の上、香水をつけるかどうか、量に関しても気をつけたいものです。以前、個人的にも楽しみにしていた予約困難の和食のお店で、お隣のご婦人が強く甘い香りの香水を付けておられて、とても残念な思いを致しました。香りは他人からは強く感じられていても、自分では慣れてしまって感じないものですので、注意していただきたいです。                                         夏場は汗の匂いも気になると存じますが、汗拭きシートでデオトラントケアをなさってください。

 

最後に私のサロンのPRもちょっぴりさせてください。
「美容鍼まゆみん」
メイク以前にシャープなフェイスライン、くすみや弛みのないお顔はとても大切です。年齢とともに頬から顎にかけてのラインに弛みが出てきます。そこでお勧めしたいのが美容鍼灸まゆみんオリジナルの耳ツボスワロフスキーです。左右の耳のツボに大小2個のスワロフスキーを接着液で付けるだけでリフトアップ効果があります。若々しい印象になりますので一度、試していただきたいです。HPで購入できますので、サロンまでお越しになれなくてもご利用いただけます。

他にもお話したいことはまだまだあるのですが、今回はこの辺りでお終いにします。最初に述べましたようにメイクには流行りがあります。皆様も常にアンテナを張って旬のメイクに触れてみてください。特にファンデーションやチークは新発売のものを使いましょう。色も質感も今っぽく仕上がります。メイクは個性を生かすものです。私のメイク術を参考にしていただき、貴方に合ったお顔を作っていただければと思います。

 


「美容鍼まゆみん」中野真由美先生

神戸松蔭女子学院大学卒業後、スパを運営する会社に就職.
23歳でマッサージ学院を立ち上げ 、森之宮医療学園鍼灸科に入学.鍼灸師国家試験を取得した後、病院やスパ施設で勤務.
世界中のスパ施設を視察し、ヘルス&ビューティーの造詣を深め、独自の鍼灸を開発.プライベートな美と癒しサロンには モデル等の著名人も多く来館.