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目の下のクマはタイプ別にケア!

どんよりとしたいかにも「疲れています」といった印象を与え、老けて見える原因ともなる目の下のクマ。せっかく綺麗なメイクをしていても、クマがあるだけで実年齢より老けて見えてしまいます。クマの原因は寝不足と考え、しっかり睡眠をとるようにしてもなかなか消えず困ったことはありませんか。ではなぜクマができるのでしょうか?目の下のクマは、なぜなかなか消えないのでしょうか?それはクマのタイプごとのケアができていないことが原因です。自分のクマのタイプを見極め、それにあった対策を行いましょう。

 


■クマのできる原因
そもそも、なぜ目の下だけにクマができるのでしょうか。それは他の部位に比べ、目の周りの皮膚がとても薄いからです。皮膚が薄いと、皮膚の下に流れる血液の色が透けてみえてしまったり、メラニン色素が沈着してしまって黒ずんで見えることがあります。また日本人はまぶたの脂肪が外国人に比べ、多いのが特徴です。そのため、まぶたがボテっとしやすく、体質的にクマができやすい傾向にあります。クマには一般的な分類で「茶クマ」「黒クマ」「青クマ」の3種類があると言われています。

■あなたはどのタイプのクマ?
<茶クマ>

  • 目をこするクセがある
  • 目の周りの皮がむけてしまうことがある
  • アイメイクを落とす時、ポイントリムーバーを使用していない
  • メイクオフの時に、強くこすってしまう
  • あまり紫外線対策をしていない、日焼けをよくする

茶クマというのは色素がついたクマです。色素とはわかりやすく言うと、シミです。特に太陽を浴びることが多い人や、目元の皮膚をよく擦ってしまうような癖のある人は、このクマができやすい傾向にあります。

<黒クマ>

  • アラフォー以上の年齢である
  • お肌のたるみや小じわが気になる
  • 毛穴のカタチがティアドロップ型である
  • 目の下がくぼんでいる

黒クマとはシワ、たるみ等、立体的にそこが膨らむために起こるものです。年齢を重ねた人、まぶたの脂肪が多い人はこのクマができやすい傾向にあります。

<青クマ>

  • 睡眠不足である
  • 疲れやストレスを感じる
  • 肩こりや頭痛、冷え性などの症状がある
  • 貧血になりやすい
  • 喫煙者である

青クマというのは、血の巡りが悪く血液がよどむために起こってしまうものです。冷え性の方や、血の巡りが悪い人、コンタクトを付けている方や、スマホ・パソコン等で日常的に目を酷使している方が起こりやすい傾向にあります。

 

どれかひとつではなく、複合して症状がでている場合もあります。日常的にできる対処法を行う前に、まずは自分がどのクマのタイプなのかを知りましょう。


■タイプ確認方法
自分がどのタイプのクマかわからないという方のために見分け方をご紹介します。鏡を見てチェックしてみてください。

青クマ・・・目元の皮膚をゆっくりと下へ引っ張ると、クマの色が薄くなる。
黒クマ・・・上を向くと、クマの色が薄くなる。
茶クマ・・・皮膚を引っ張っても、上を向いてもクマの見た目の変化がない。

■タイプ別対処法
<青クマ>
青クマの原因は、主に血行不良です。一番の方法としましては、ホットアイというまぶたを温める方法があります。ただし、まぶたが腫れているときや、充血がある場合には悪化する恐れがある為、行わないでください。普段からコツコツと継続することで効果を発揮します。・ホットアイのやり方
まずはタオルを2本用意します。軽く水につけて絞ります。それを電子レンジで40度前後に温めます。入れ替えるようにもう一つのタオルをレンジに入れて温め、その間に先に温めたタオルを、目をつぶってまぶたの上におきます。2~3分前後でタオルがぬるくなってきますので、途中で温めておいたタオルに変えて、まぶたを温めましょう。5分くらい温めてください。これを1日2回、朝晩で行うのがベストです。

・マッサージ
ホットアイで目を温めた後はマッサージを行うとより効果的です。アイクリームをつけて目頭から目尻の方にずらしながら優しく指圧します。目の周りをマッサージする時は、力が入りにくい薬指で行うこと。人差し指や指の関節などでグイグイと力をいれて押したりこすったりしてしまうと、目の周りが炎症をおこして、メラニン色素が沈着してしまいます。

喫煙をしていると血流が悪くなるのでなかなか血行は改善されません。マッサージと禁煙、生活習慣を改める事も大切です。血行不良を改善し、青クマの解消に努めましょう。

<茶クマ>

茶クマの主な原因は、色素沈着です。これ以上色素が沈着しないためにも、ゴシゴシ擦るようなクレンジングやグイグイ押すマッサージはしないようにして予防をしましょう。アイメイクは専用のリムーバーを使用して、擦らないで落とすようにします。

現在できている茶クマには、紫外線対策や美白ケアを行いましょう。メラニンは紫外線などの刺激からお肌を守る役目があるとされているので、色素がどんどんお肌へ蓄積し、茶色くなる可能性が高まります。紫外線対策と美白ケアはかかせませんのでUVケアや、ビタミンC誘導体を配合した化粧品を使うのがオススメです。また乾燥で目元がかゆくなり、目元をこすると茶クマの原因になってしまいますので、乾燥対策もしっかりとしましょう。

<黒クマ>
黒クマは、加齢によって目の下がくぼんだり、目の下の皮膚がたるんだりして目の下に影が出来てしまうことが原因です。目の下のたるみは、肌内部の水分が不足して乾燥したり、ハリを生み出しているコラーゲンの減少が原因で、膨らんだお肌の下に影ができ黒っぽく見えるのです。目元の筋肉の衰えも原因となりますので、スキンケアによる対策や目の周りの筋肉を鍛えて、対応をしましょう。

 


■食べ物でクマを解消
<青クマ>
目の下に血が滞ってしまうことが原因で出来てしまう青クマには血流促進効果がある食品がオススメです。血流を促進したり、血液をサラサラにする効果があるものを積極的にとることをお勧めします。
血流を促進させる鉄分、血液をサラサラにする葉酸を中心に、身体を温めて血行を促進してくれるものを中心に摂取しましょう。主には以下のようなものがオススメです。

  • レバー
  • 昆布
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 生姜
  • モロヘイヤ
  • 海藻類

また、カシスに含まれるアントシアニンは、血流を良くし、青クマに効果を発揮してくれます。さらに抗酸化物質を含んでいる為、アンチエイジングにはオススメの食べ物です。是非食事に取り入れてみましょう。
<黒クマ>
アンチエイジングに効果のある食材が効果的です。黒クマはたるみやしわなど加齢によるお悩みが原因の為、アンチエイジングに効く食事をすることをオススメします。アンチエイジングには何といっても抗酸化物質を多く含むものがオススメです。数多くありますが、前述したカシスや以下のようなものが摂取しやすいです。

  • 緑黄色野菜
  • 大豆、大豆製品
  • ブルーベリー
  • ナッツ類
  • トマト

<茶クマ>
色素沈着が原因となって引き起こされる茶クマは美白効果があるものや、お肌の生まれ変わり=ターンオーバーを正常にしてくれる食事が良いです。その両方をカバーするのはビタミンCです。ビタミンCはどのクマにも非常に効果的なのですが、中でも茶クマには最適といえます。

  • 赤、黄ピーマン
  • アセロラ
  • キウイ
  • レモン
  • ブロッコリー

どのクマにも共通して言えることは、目に負担がかからないように生活を行い、目に良い食材を積極的に取り入れるということです。特にビタミン類はアンチエイジングにも効果的ですので、しっかりと摂ることをオススメします。
ぜひ今日から、お悩みのひとつであるクマの解消を意識した生活を行ってみてください。目元がパッと明るくなると、お化粧も楽しくなりますよ。

 

 


参考文献

平松類(2015)「クマや充血は毎日5分で消える!39の心がけ」