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ニオイの原因と対処法

気温も暖かくなり、薄着の季節となってきました。
暖かくなると、汗や身体の臭いが気になります。男性も女性も自身の体臭が気になり、「ニオイ」の悩みを抱えている方は、実は多いのではないでしょうか。

生きている限り、全ての人に体臭はあるものです、ですが、少しの工夫で気になる匂いが軽くなり心配することが減ると、毎日生き生きと楽しめます。今回はニオイの原因や対処法についてお話しいたします。

 


■なぜ「ニオう」の?
まずは嫌なニオイの原因を知りましょう。

・食事制限

体型を気にして、食事制限によるダイエットを行っている方も多いかと思います、最近では糖質制限ダイエットで炭水化物を極端に摂らない人が増えています。しかしこれをやり過ぎると、身体は飢餓状態だと認識し、身体を守るために脂肪酸といった脂っぽい匂いがする成分とアンモニア臭を放ち始めます。

・更年期
更年期の症状のひとつである「ホットフラッシュ」により、自律神経のバランスが崩れて汗をかくと、アンモニア臭がすることがあります。

・貧血
貧血になると酸素が不足し、汗を出すときに必要なエネルギーが不足してしまいます。そのときに、酸素を必要としない別のエネルギーが発生し、「乳酸」が作られます。この乳酸がすっぱいニオイの原因になります。

・加齢
加齢臭は油のようなニオイで、「原因は「ノネナール」という物質です。加齢とともに皮脂腺から分泌されやすくなり、頭やTゾーン、ワキ、デリケートゾーンなどから発生することが多くなります。活性酸素が多く発生すると、加齢臭も強くなる傾向があります。

■ニオイの種類
ニオイの種類は大きく分けて、①体表面体臭②体内体臭③腸内体臭の3つがあります。①はワキガや、汗によって発生する肌のニオイで、体質でなければケアの仕方が簡単です。②は心身のストレスや病気によって、身体の中で匂いが発生します。③は食べたものが分解された時や、消化されずに腸内で腐ったときに、発生します。

■ニオイ対策

口臭ケア

口臭の原因は3つあります。1つめは歯垢や虫歯・歯周病によるものです。虫歯や歯周病の治療と正しい歯磨きを行いましょう。2つ目は舌の表面に白くついている舌苔(ぜったい)からのニオイです。時間が経つにつれ、ニオイが発生しますので歯磨きと一緒に舌のケアも行いましょう。3つめは、たばこやお酒によるニオイや消化不良でも息が臭くなります。ケアしてもニオう場合は病気のサインのことがあるので、医療機関を受診しましょう。

 

体臭・わきが

まずは、毎日の入浴でデオドランド効果のある洗浄料を使い、身体を清潔に保つことを心がけでください。身体を洗う時は、ぬるま湯でしっかりすすぎ洗いをしたあと、ボディソープや石鹸をたっぷり泡立ててから、手のひらで優しく包み込むように洗いましょう。特に体臭を発生させやすい脇の下・胸元・背中・足の裏・足の指などはより丁寧に行ってください。洗い残しがあると雑菌が増えてしまうので、きちんと洗い流してくださいね。

さらに服を着る前にボディー用パウダーをつけたり、お出かけ前にわきの下にデオドランド製品をつけましょう。時間が経って汗をかいてしまった場合は、トイレの個室などで一度ウェットティッシュなどでふきとってから、脇・へそ・足・耳の付け根・デリケートゾーンにつけ直してください。また、むだ毛があると汗が溜まりやすく菌が繁殖し、ニオイを発散させるので、こまめに処理することが大切です。保温下着はコットンやシルクのものがオススメですよ。
※「わきが」につきましては多汗症状のコラムにも詳しく記していますので併せてお読みください。

 

足のニオイ

主に指の間の汗やお風呂でのケア不足が原因です。お風呂で10分足湯を行い、爪の垢をふやかします。その後、爪専用のブラシかやわらかい歯ブラシで爪の際を丁寧にこすりとりましょう。他にも足の汗対策には、5本指ソックスオススメで、素材は綿か化学繊維よりはシルクが良いです。

 

頭のニオイ

頭皮はTゾーンの2倍もの皮脂腺があり、ニオいやすい部位です。必要な皮脂を残して余分な皮脂を落とすにはオイルマッサージがオススメです。髪をブラッシングして、ホホバオイルや椿油を使って指の腹で頭頂部から渦巻模様を意識して頭皮になじませていきまよう。脂分が頭皮になじんだら洗い流して、その後はいつも通りシャンプーを行ってください。

生活習慣の改善

体臭を少しでも抑えるには、食事や生活習慣を見直しましょう。
動物性脂を摂り過ぎるとニオイの原因になりますので野菜や果物、魚などを中心にした食生活に改めてください。りんごやブルーベリーは過剰な活性酵素の働きを抑え、キウイやナッツは抗酸化作用があります。他にも食物線維や発酵食品、クエン酸などはがオススメですよ。夜はしっかりと睡眠時間も取るように心がけ、規則正しい生活習慣を身につける事が大切です。また、精神的ストレスも汗の分泌に影響しますので、ストレス解消方法を探してみましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

いくら体臭はあるとしても、誰だって良い香りでいたいですよね。柔軟剤や香水を心置きなく楽しむために、まず自分自身のニオイのケアを行ってみましょう。良い香りになると毎日生き生きと楽しめますよ。

 


参考文献

上田弥生(2018)「オトナ女子のスメらない手帖~いますぐ消したいそのニオイに!~」

奈良 巧(2017)「におわない人の習慣」