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お正月行事の由来や過ごし方

早いもので、もう明日は大晦日です。お正月の準備は進んでいますでしょうか。
年末年始は家族とゆっくり過ごしたり、美味しいものを食べたり楽しいことがたくさんあります。お正月やお節料理は古くから続く欠かせない行事ですが、意外と由来や意味を知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回は正月行事の由来や意味をご紹介していきます。

■お正月
そもそも、お正月とはなんでしょうか。本来「正月」という言葉は1月の別称です。1日が元旦、3日までを三賀日、7日までを松の内といいます。(関西では15日までを松の内と呼ぶ方もいます)また、15日の小正月まで、さまざまなお正月行事が行われます。1月を「睦月」と呼ぶのは、正月に家族揃って睦みあう様子を表した言葉です。


日本人にとってお正月は古くから伝わる特別な行事です。玄関に門松を立て、戸口や神棚にしめ飾りをはり、床の間に鏡餅を供えるご家庭も多いのではないでしょうか。これらは全て「歳神様」という正月の神様を迎える為の飾りです。お正月とは本来、歳神様をお迎えする行事です。歳神様とは五穀豊穣の神様です。毎年、年の初めにその年の作物が豊かに実るように、家族が元気で暮らせるようにと、一年の幸をもたらす為に降臨してくださると考えられています。「明けましておめでとうございます。」という挨拶には、無事に年を越し、歳神様をお迎えできた喜び感謝の意が込められています。正月は、日本の行事の中でも古くから存在するものです。起源の詳細は不明なままですが、仏教が伝来した6世紀半ば以前より、存在していたというのが有力な説です。正月を迎える前には、大掃除を行い門松やしめ飾り、鏡餅を準備するのが一般的です。お正月前には歳神様を迎える準備に時間をかけて、新年は健康と幸福を祈って、家族と静かに過ごすのが、大方の日本人の過ごし方です。

■除夜の鐘

除夜の鐘は大晦日から元旦の夜に跨って撞かれる寺院の鐘のことを言います。新年を迎える大晦日は「除日」とされていて、除日の夜に撞かれる鐘なので除夜の鐘と呼ばれています。除夜の鐘を108回撞くのは所説ありますが、人間には108つの煩悩があることから、その煩悩の数だけ鐘を撞き、煩悩を追い払うとされる説が有力です。

■門松

正月に家の玄関の門前に立てられる一対になった松や竹の飾りです。3本の竹と松が束ねられていて、梅の枝をあしらって荒縄で結んだものが一般的ですね。もともと門松は歳神様の依り代とされていて、歳神様を迎える準備であり、神様がやってくる目印と考えられていました。松は常緑樹で古くから神様が宿る木とされていて、竹は長寿を招く縁起物と考えられています。いつまで飾るかは地方によって異なる為、土地の風習に合わせて期間を変えていくとよいでしょう。

■注連(しめ)飾り

注連飾りも歳神様を迎える準備として、玄関や神棚に飾ります。自分の家が歳神様を迎えるにふさわしい清らかな場所であることを示すために飾られています。注連縄で作る飾りで、長寿・誠実・清廉・潔白を表す裏白、家系を絶やさず継ぐゆずり葉、代々栄える橙などの縁起物を結び付けて作られています。

■鏡餅

地方によって異なりますが、正月に神様にお供えする二段重ねの丸餅の事を言います。鏡餅と呼ばれる由来は、昔、鏡は円形の銅でできていたことにあります。鏡は魂を象徴する神器「銅鏡」とされていて、丸い餅の形が似ていることから生命力を授かるようにとの願いを込めて鏡餅と名付けられたとそうです。また、大小と2段で太陽と月、陰と陽を表し、円満に年を重ねるという意も込められています。

■初夢

新年に見る夢の事を「初夢」といいます。古来はその年の吉凶を占う風習がありました。「一富士、二鷹、三茄子」という言葉は聞いたことがあると思いますが、これは最もよい初夢の内容とされています。富士は無事、鷹は高い、なすびは事を成すという意味で縁起の良い夢とされています。

■おせち料理

おせち料理とは、お正月に食べる代表的な料理です。おせちは「御節」と書き、節は節日のことを指します。もともとは上巳の節句や端牛の節句といった五節句の供え物「節供」全般のことをさしていましたが、やがて正月だけをさすようになりました。元旦に歳神様をお迎えして、新しい年の豊作と安寧を祈ります。その時のお供え物がおせち料理です。前日の大晦日にお供えして、年が明けると家族全員で歳神様からのお下がりをいただくのが習わしです。また、かまどの神様を休めるため作りおきできるものが中心で、家族の繁栄を願う縁起物が多く、めでたさが重なるよう重箱に詰めます。おせち料理には本当は好きな料理を入れるのが一番かもしれませんが、定番料理を詰めるのが風習とされています。一般的には重箱を四段に重ねのものを用います。上から順に一の重が口取り、二の重が焼き物、三の重が煮物、与の重が酢の物となります。また料理の品数は三、五、七というように奇数にそろえます。

■おせちに使われる主な食材の云われ
海老:身を曲げた形が老人のように見えることから健康長寿の願いが込められています。
黒豆:「健康」を意味する豆と、「まめに働く」といった語呂合わせの意味があります。
蓮根:穴がいくつもあって、そこから将来を見通せると縁起担きの意味があります。
数の子:ニシンの卵の数の子は、卵の数が多いことで有名です。子孫繁栄の願いが込められています。
蒲鉾:紅は魔除けや日の出に見立てられ、白は清浄さを表しています。
田作り:かつて鰯を田や畑の肥料にして五万俵収穫されたことから、豊作の願いが込められています。

伊達巻:大切な文書だった巻物に似ていることから、文化の発展や知識が身につく願いが込められています。
里芋:子芋がいくつもつくことから、子宝に恵まれる願いがあります。
栗きんとん:黄金色の見た目から、金銭運のアップ、商売繁盛の意味があるとされています。
昆布巻き:喜ぶにかけた、語呂合わせの意味があります。
ブリ:鰤はイナダ、ハマチと名前が変わる出世魚で、縁起をかついでいます。
鯛:めでたいにかけた、語呂合わせの意味があります。
ごぼう:細く長く、力強く根をはるごぼうは縁起が良い食材とされています。

■おとそ

新年も健やかに過ごせるよう、邪気を祓い不老長寿を願って飲む薬酒です。「御屠蘇」と書き、邪気を屠り、魂を蘇らせるという意味があります。地域や各家庭によって異なりますが、一般的にはおせちやお雑煮を食べる前に飲みます。お屠蘇を飲むときは、若者の精気を年長者に渡すという意味で、年少者から年長者へと盃を順番にすすめます。

■お年玉
お年玉といえば、お正月に子供たちにお金をあげることを言いますが、本来は新年を祝う為の歳神様からの贈り物の事です。歳神様に供えた鏡餅を子供たちに分け与えたのが始まりといわれています。鏡餅は先にご紹介した通り、魂を映す鏡をかたどったもので「魂=玉」ともいわれています。歳神様の玉という事から「年玉」となり、神様からのお下がりということから、御をつけ、「お年玉」となりました。「御年玉」や「御年魂」とも呼ばれています。

 

今回はいくつか、正月行事についてご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。お正月の行事は地域性が豊かで、今回紹介したものは一例にすぎません。日本にはそれぞれの土地で培われた文化や風習がたくさんあります。先人が家内安全や開運の為に伝えられてきた正月行事を心を込めて大切に行ってみてはいかかでしょうか。きっと彩のある素晴らしい1年がおくれるはずです。