寝ながら贅沢スキンケア!ナイトクリームの効果
ふと肌を見た時にお肌がカサついている事ありませんか?
冬場は特に気温や湿度が下がり、乾燥が気になりますよね。
一日中、外気やエアコンの風にさらされ、メイクで覆われているお肌は、汚れや疲れが溜まっています。外部から受けたダメージをそのままにしていると、肌の老化やトラブルを引き起こす原因となります。日中頑張ったお肌を、一日の終わりに丁寧にケアすることで翌朝のお肌は見違えるほど変わります。
そこで耳寄りな情報です!睡眠中にしっかりスキンケアできるナイトクリームを知っていますか?乾燥が気になるのできちんと保湿したい方や、今の保湿力に満足できていない方にオススメのクリームです。今回はナイトクリームについて、スキンケア方法等をご紹介いたします。
■ナイトクリームって?
ナイトクリームとはその名の通り、夜使用する保湿クリームです。お休み前に使うことを想定して作られています。基礎化粧品の中でもクリームは日中用と夜用に分かれていますが、ナイトクリームは日中に受けたダメージの修復に働きかける成分を配合し、効果が発揮されやすいクリームです。
お肌のターンオーバーを促し、ゆっくりと時間をかけて浸透します。年代が上がるにつれ、お肌の水分や油分、コラーゲン等が減少し乾燥しやすくなりますが、ナイトクリームには油分・保湿成分・美容成分がたっぷり含まれていて、睡眠中に不足した潤いを角質層へじっくりと浸透し乾燥を防いで、水分&油分を逃さない工夫が施されています。そのため、多少べたつきがあるのが特徴です。
■乳液や保湿クリームとどう違うの?
ナイトクリームは乳液や保湿クリームと比べると、油分や美容成分の配合量が異なります。「保湿力が高い」「油分が多い」「美容液効果もある」といったナイトクリームがほとんどです。また、保湿クリームであれば日中用のものを使ってもいいように感じられますが、日中用のものは外的刺激を考慮した化粧下地としての機能やUVカット成分を含んでいるものが多く、夜には必要のない余計な成分がお肌の負担となってしまうこともあります。その為、ナイトクリームは保湿クリームよりも油分や美容成分が多く含まれていて、お肌に密着し栄養を与えながら潤いを守ります。
■美容液と何が違うの?
肌に美容成分を届けるには美容液だけで十分のように感じられます。ですが、美容液は肌トラブルや肌の状態にあった成分が凝縮されているアイテムで、お肌の乾燥を防ぐ力はそれほど高くありません。
■ナイトクリームの選び方
どのナイトクリームも保湿効果を期待できますが、お肌の悩みに応じた美容成分が配合されているクリームを選ぶことが大事です。
✓くすみ、シミ、お肌を明るくしたい
ビタミンC誘導体、アルブチン、トコフェロールなど
✓乾燥肌が気になる
ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなど
✓ハリ・ツヤ不足が気になる
コラーゲン、レチノールなど
使用感が不快ではないかということも重要です。ベタベタしすぎると枕カバーにつくことが気になったりして、質の良い睡眠ができない可能性があります。また、心地よく使えるかが大事ですので、リラックスできる香りだとさらに良いです。ラベンダー・ベルガモット・ゆず・ネロリ・サンダルウッドなどが良い睡眠に高い効果が期待できます。
■ナイトクリームの使い方
ナイトクリームに配合されている美容成分をお肌のすみずみまで届ける為には、スキンケアの最初に肌の汚れをしっかりと落としておかなくてはいけません。なんとなく洗顔料で顔を洗っているだけでは、汚れが毛穴に残ったままとなり美容成分が角質層に浸透していかず、うまく保湿できないことが考えられます。また、お肌に汚れが残ったままナイトクリームで蓋をしてしまうと、お肌にダメージを与えてしまう可能性があります。(正しい洗顔方法はこちら→美肌への近道!正しい洗顔で美肌へ)クレンジングと洗顔でしっかり汚れを落とした後、スキンケアの最後にナイトクリームを使いましょう。
【使い方】
1.美容液がなじんだ後、蒸発する前につける。
美容液のなじみ方にもよりますが、2~3分後が目安です。
2.クリームをスパチュラで適量手に取って、手のひらで温める。
クリームを直接手で取ると、クリームの中に細菌が入って繁殖してしまいますので、品質保持の為にもスパチュラでクリームを取ることをオススメします。その後、手のひらで少し温めることによって、ナイトクリームがお肌になじみやすくなります。
3.両頬、額、鼻、顎の5点にクリームを置き中央から外に伸ばす。
伸ばす際、お肌を強くこすったり、擦りこんだり刺激を与えないようやさしくクリームを伸ばしてください。刺激が強いと角質層にダメージを与える場合があるので「やさしく」がスキンケアの基本です。
4.ムラなく伸ばしてハンドプレス
ナイトクリームは油分を含んでいて、お肌の水分の蒸発を防ぐ効果が期待できます。お顔全体にムラなく伸ばして、ハンドプレスでなじませていきましょう。
5.気になる所には重ね塗り
乾燥しやすい口元、ほうれい線など気になる部分は重ねて塗るようにしましょう。基本は適量ですが、いつもより乾燥がひどいときは少し多めに塗ってみてみるのもいいかもしれません。
■いつ頃から使うのがオススメ?
ナイトクリームはしっかりと保湿できるアイテムの為、乾燥が酷くなってきていると感じたら使い始めてください。ですが20代までの若い方には少し早いかもしれません。若い方の肌は水分も油分もあり、潤っています。乾燥が気になる場合、まずはお手入れを見直し、正しいスキンケアを行うようにしましょう。早い時期からナイトクリームを使い始めると肌本来が持つ素肌力が低下する原因にもなります。年齢を重ねた30代後半以降になりますと、20代の肌よりも水分・油分・コラーゲンが減少してきています。
30代後半以降の肌には不足する潤いなどを補うためにもナイトクリームを使い初めても良いでしょう。40~50代以上の方は化粧水や乳液だけでは、お肌の潤いを保つのが不十分になってしまう為、すぐにでもナイトクリームを使いはじめることをオススメします。
■ナイトクリーム使用の注意点
ナイトクリームは油分が多い為、肌質や肌の状態に合わせつける量を少し調整するのが大事です。お肌に充分、水分&油分のバランスがとれているのに、沢山使用するとかえってバランスが崩れてしまい、大人ニキビなどのトラブルの原因となることもあります。乾燥がさほど酷くない時は別のクリームに変えたり、薄く伸ばすよう工夫をしてください。またナイトクリームは油分を多く含んでいるので、朝のメイク前に使用するとメイクが崩れやすくなったりする場合があります。勿論、乾燥が酷い場合にはお使いいただいても問題ないものが中にはありますので、商品ブランドやお肌の状態によって使い分けるようにしましょう。
■ナイトクリームの効果を上げる
まず、お肌にとって睡眠が大切という事は、おそらく女性なら誰もがご存知と思います。睡眠中に分泌される成長ホルモンが「表皮のターンオーバーとバリア機能を回復」「真皮で線維芽細胞の働きを高め、ハリを回復」といった大きな役割があります。ナイトクリームの効果を上げる為にも、しっかりと睡眠をとりましょう。お肌のゴールデンタイムは22時~2時と言われていますが、忙しい方は24時までに就寝し、ぐっすりと眠れるように食生活などにも気を付けていきましょう。
朝と夜ではスキンケアの目的が異なる為、スキンケア方法・スキンケア製品を分ける事で効果的に保湿を行うことが可能になります。みずみずしいツヤ肌でいるためにも、朝と夜でスキンケア方法を変えてみてはいかがでしょうか。