美肌レシピNo.8「蓮根と大和芋のパンケーキ アンチョビバター」by ターブルドール
美肌レシピNo.8「蓮根と大和芋のパンケーキ アンチョビバター」by ターブルドール
☆肌の保湿に根菜類を!
立冬が過ぎて冬が近づいてきますと、空気の乾燥が進み女性にとってお肌の保湿が気になる季節です。東洋医学では冬には根菜類を食べると良いと言われています。
なぜならば、根菜に含まれるネバネバとした成分のムチンが、疲労回復や血行を良くする効果があるからだそうです。さらに女性に嬉しい効果として、ムチンは肌の保湿や弾力性を保つと言われています。お肌以外にも保湿性が高いため、ドライアイにも効くそうなので、PCや携帯をよく見る現代人は、ムチンが含まれる根菜類を積極的に摂りたいですね。根菜のお料理でまず思い浮かぶのは和風の煮物かもしれませんが、今回は和洋のテイストが合わさった、食べやすくてお洒落なパンケーキをご紹介します。よりヘルシー志向が高い方へも配慮しまして、小麦粉ではなく米粉を使用したグルテンフリーのレシピです。ソースに用いましたアンチョビバターは、洋の素材ながらも、どこかお醤油にも通じる日本人好みの味わいです。アンチョビの塩気が根菜のパンケーキの味わいをより引き立て、お洒落な一皿になりました。寒い季節のおやつにも召し上がっていただきたいです。
美肌レシピ『蓮根と大和芋のパンケーキアンチョビバター』
<材料>4人分
蓮根 200g
大和芋 80g
米粉 大さじ2
卵 1個
(アンチョビバター)
アンチョビ 小さじ1
バター 50g
(作り方)
1、 蓮根と大和芋をすりおろし、軽く水気をしぼる。
2、 ボウルに1を入れ、米粉、卵を加えてさっくりと混ぜ合わせ、軽く塩をする。
3、 フライパンに多めのオリーブ油で、こんがり焼き色がつくまで両面を焼く。
4、 みじん切りにしたアンチョビとバターを混ぜ合わせ、4に添えていただく。
<蓮根の効果・効能>
蓮根は、どちらかと言いますと地味な野菜ですが、実は美肌に良いビタミンやミネラルがたっぷり含まれています。食物繊維も豊富で便秘の改善にも期待大です。年末にかけては、おせち料理を作られる方も多いと思いますので、お煮しめやなますにも是非、蓮根を用いていただきたいです。
しっとりとしたお肌に:ムチンのネバネバした成分は保水性が高いものです。真皮にあるヒアルロン酸の量を増やす効果も報告されており、蓮根農家の方が毎日蓮根を召し上がっていると、お肌がしっとりしてきた…との記述があるほどです。お肌のターンオーバーの促進: 蓮根に含まれるタンニンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化力があります。そのためお肌のターンオーバーを活性化します。
美白効果: 蓮根はビタミンCが多く含まれています。また、じゃが芋同様に蓮根のビタミンCは加熱をしても損なわれにくい特徴があります。皆様もご存知のように、ビタミンCはメラニン色素の沈着を防ぎ、シミ、ソバカスを防ぐ効果があります。
<大和芋の効果・効能>
大和芋は山芋の一種で、こちらも蓮根同様にムチンやビタミンCが豊富に含まれており、お肌の保湿や美白効果が期待されます。すでにムチン、ビタミンCの効果については先に述べましたので、ここではムチン以外の美肌成分につきましてお話をさせていただきます。
お肌のくすみを解消: 大和芋にはムチン以外にアルギニンという保湿作用のある成分が含まれています。アルギニンには成長ホルモンの生成を促進する働きもあり、さらには血行も良くなるので、肌のくすみ解消にもつながります。
美肌の大敵、ストレスの予防: 大和芋はビタミンB1が芋類では、抜群に多く含まれています。ビタミンB1は美容点滴にも含まれる成分で、疲労回復に加え、お肌にも大きな影響を与えるストレス解消の効果も言われています。
<アンチョビの効果・効能>
カタクチイワシを発酵させたアンチョビは青魚ですので、血流を良くするオメガ3脂肪酸や、カルシウムの吸収に必要なビタミンDを含むヘルシー食材です。もちろん美肌につながる成分も含まれています。
錆びない肌に: アンチョビにはビタミンAが含まれていますが、皆様もご存知のようにビタミンAは皮膚の健康を維持する大切な栄養素です。抗酸化力も強いので若々しい肌を保ちます。
ダイエットのサポート: アンチョビにはビタミンB2が含まれますが、ビタミンB2には糖質の代謝を促す作用があります。そのためダイエットのサポートも期待できます。
参考サイト
https://felice-kaori.com/article/21184
ターブルドール代表 http://www.tabledor.net/
三好万記子(Makiko Miyoshi)
パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。
主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。
<資格>
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター