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若く見える大人メイク方法

いつまでも若々しくキレイでありたい。

女性にとって若く美しくは永遠のテーマですが、20代からお肌の曲がり角が始まり、加齢が進むと目元のくぼみや小じわ、口角が下がってきてほうれい線が気になったり。今までのメイク法だとなぜか似合わない、何となくお顔に合わなくなってきた…そんな悩みが出てきます。特に30代~40代で大きく変化が現れます。メイクは濃すぎると老けて見え、薄すぎると貧相に見えてしまいます。20代のころとは違う大人ならではのメイク方法で綺麗を作っていきましょう。

 

■老け顔に見える原因

老けて見える悩みとしてまず思いつくのが「たるみ」「シワ」「シミ」ではないでしょうか。加齢が進み顔の印象を変えてしまうので、気になっている方も多いと思います。その他にもお肌の「くすみ」も出て決ます。顔色がくすんで暗くなると、ハリや若々しさが失われてしまい老け顔の原因となります。血色感がありツヤのあるお肌のほうが若々しく見えます。また質感が大事になってくるのが「髪」です。ツヤとボリュームのない髪は老けた印象を与えてしまいます。冒頭でもお話した通り「メイク」もトレンドが過ぎたメイクをしていると古臭い印象になってしまいます。

 

■ベースメイク

老け顔に見えてしまうメイクの原因のほとんどはベースメイクにあります。若い時は、厚塗りでも肌の透明感があり自然で綺麗なのですが、アラフォーを越えると肌の変化が気になり、それを完璧に隠そうとファンデーションやコンシーラーを重ね塗りしていませんか?度が過ぎると、お肌の自然なツヤや元気に見える血色が消えてしまい、時間がたつにつれ逆にファンデーションが溝に溜まってシワが目立ったり、いかにも「厚塗りしました」というお肌になります。その不自然さが清潔感を失い、老け見えの原因となります。

また単に薄く塗るだけのメイクも年齢を浮き彫りにしてしまいます。シミやシワが目立ってしまい厚塗りと同様に清潔感のない印象を与えます。

大人のメイクはある程度やり過ぎない、正しい薄塗りをマスターすることがカギとなります。

 

■メイク前の化粧下地でお肌を整え色味を足す

必須となるのはメイク下地です。薄塗りで若く見えるように仕上げるにはメイク下地はぜひ使ってください。スキンケアでしっかりと保湿した肌に、十分に馴染ませます。メイク下地にはファンデーションの付き、もちをよくする働きがあり、色付きのものや、ツヤ感を出せるパール入りタイプのものがあります。くすみを飛ばすにはピンク系のコントロールカラーがオススメです。

 

■ベースメイクはお肌にあう色と透明感を重視

ファンデーションを選ぶポイントはお肌と馴染むお色味を選ぶことです。肌色より白いファンデーションは顔が大きくのっぺりと見えてしまい老け顔の原因となってしまいます。また実際は薄く塗っていても厚塗りに見えてしまい、首の色との違いも相まって不自然に見えてしまいます。選ぶべきは自分のお肌の色と同じか、近い色味のものをです。

40代のお肌は乾燥しやすい為、マットやセミマットに仕上がるファンデーションでは、パサつきを感じたり小じわやたるみが目立ったりします。潤いのある生き生きとしたお肌を作る為にも、ツヤ感のあるファンデーションがオススメです。薄付きでカバー力の高いものを選ぶようにしましょう。クリームタイプやリキッドタイプはしっかり肌に馴染ませないと厚塗りに見えてしまうことがあるので、「美容液ファンデーション」や「リフトアップファンデーション」といったアンチエイジング要素を備えたものが使用しやすく美しく仕上がります。ファンデーションは肌に滑らせるようにスッとつけることが大切です。

 

■ハイライトとチークで立体感を作る

ハイライトでツヤ感を足すこともオススメです。加齢が進むと顔が全体的に下がり、立体感が失われてくる為、ハイライトで立体感とツヤ感をプラスしてあげましょう。

また、チークの活用も大切です。ファンデーションで消えがちな血色感をプラスして若々しい躍動感を演出します。大人がピンク系のチークのみを使うと、きれいに馴染まず不自然な感じになります。そこで、是非使用して欲しいのがオレンジ系のチークです。最初にオレンジを淡くぼかしピンクを丸く重ねてください。このチークのW使いが自然な血色感を演出できます。

 

■目元メイク

年齢を重ねるごとに目の周りの筋肉が衰え、まぶたがたるんで下がったり、目尻の小じわが目立つようになってきたりします。なんとなくまぶたが重くちりめんじわが気になってきたら、目元のエイジングサインです。

■目元メイクのポイント

まずスキンケアに取り入れていただきたいのが、目元美容液です。朝目元美容液をしっかり馴染ませマッサージするとメイクのノリも変わってきます。

シワのほかに「くすみ」もある為、大人の女性に使ってほしいのは、目の下の影やクマを消すオレンジコンシーラーです。オレンジ色は黄味を含んだ色味で、黄色味を帯びた日本人の肌とは合わないのではと疑問に思う方も多いでしょう。ですがこの黄色味が肌色になじみ、くすんだ肌とつなく役目を果たしてくれます。くすんだままの状態に、色をのせても綺麗に発色しない為、アイシャドウを塗る前にくすみをオフしましょう。

■アイメイクで抜け感のある目もとに

アイシャドウで1つ持っておきたいのは、やはり「ヌードカラー」とも呼ばれるブラウンやベージュ系のカラーです。黄色味がかっている日本人の肌に違和感無く馴染み、どんなシーンでも使える万能カラーです。パールが入ってるものを選ぶとツヤ感もでて若々しい印象になります。ラメのように粒子の粗いものは小じわにたまりたすく、しわが強調されてしまう為粒子の細かいものを選ぶようにしましょう。

アイライナーはまつ毛の際に細かく入れ、主張させすぎないようにしましょう。ペンシルタイプだと太く書いて目を強調する効果がありましたが、大人の女性の目元には細いアイラインの方が合う為、リキッドタイプのもので細く描くことがオススメです。是非チャレンジしていただきたいのがブラウンのアイライナーです。黒は強調されるかと思いきや目の大きさを際立たせるため、アイライナーが目立ってしまいます。ナチュラルにパッチリとした目元を見せるにはブラウンで優しく目力をアップしましょう。目尻部分を2mm程長くアイラインを引くと、目尻のたるみをカバーすることができます。

いきいきとした目元作りには、綺麗にカールしたまつ毛は欠かせません。年齢を重ねると目尻が下がってきて、目と目の間隔が離れて見えてしまいます。マスカラを目頭にしっかり塗り、目の間隔を狭く見せて若々しい目元に仕上げましょう。マスカラを塗る前にビューラーを使ってまつげを上げましょう。ぼやけてくる目元にメリハリが出ます。またバサバサすぎるまつげは清潔感が失われてしまうのでセパレートするものを選びましょう。

 

■アイブロウは理想バランスを意識

眉は顔立ちの印象を左右する重要なパーツです。アーチ眉は優雅で女性らしく、シャープ眉はキリっとしたかっこいい女性の印象があります。ですがどちらも、まぶたが広く見え、老け顔に見えてしまいます。若く見える眉としてオススメなのは、眉山を強調しすぎないストレート眉です。全体は少し太めで眉尻が短めのほうがバランスよく見えます。前述した通り目と目が離れて見えるので、眉頭を少しオーバーさせて書くと目の間隔が近く見えます。眉はパウダーでふんわりとナチュラルに書きます。濃淡2色で書くとフサフサしているように見え、自然な立体感も生まれます。

 

■リップメイクで女性らしさをプラス

口紅は大人顔を作るアイテムです。つまり年齢が上に見えるというのも口紅なのです。年齢を重ねると口角がさがりもったりとした印象になったりします。そこで重要なのは肌馴染みの良い色で軽やかに仕上げることです。濃いめの色を選んだ場合はティッシュオフしたりグロスを重ねると抜け感が出来て軽やかな印象になります。年齢を重ねると唇の色もくすんできたりと変化する為、口紅を使うことはオススメです。プラスで淡い色味のグロスを唇の中央に乗せると立体感のあるふっくらとした唇になり、何より軽やかな印象となり若々しく見えます。

 

ツヤ感のあるベースメイク、やりすぎないアイメイク、丁寧なリップメイクと大人の女性向けのメイクポイントをご紹介いたしました。一度に全部やらずとも、何か1点でも取り入れやすいものをまず一つ取り入れてみてください。いつものメイクに、ほんのひとさじの変化を加えることで、気分が変わり、まだまだ内面から美しくなれる。そんな新鮮メイクに、今こそトライしてみてください。

 

 

参考文献
Say(2013)「老けない人のシンプルメイク」