美肌レシピNo.4 『鶏手羽のプルーン肉詰め』 by ターブルドール

☆シワのケア

女性のお肌の悩みの双璧はシミとシワです。前回の美肌レシピはシミのケアを意識したものでしたが、今回は「シワ」のケアに期待できるレシピをご紹介します。美容医学の発達で、シミは種類によってはある程度、治療できるようになりましたが、シワはなかなか難しいようです。その意味でも普段の食生活でシワのケアを意識した食事を摂りたいですね。

今回のレシピはシワに良いとされる、ビタミンAやC、コラーゲンを多く含む食材を用いました。ポイントとなるのはレバーとプルーンです。レバーは表皮細胞の生まれ変わりを活発にする働きのある、ビタミンAの一種「レチノール」を多く含み、肌のターンオーバーが促進されることで、老化によるシワの改善が期待できます。プルーンはビタミンAに加え、コラーゲンの合成を促進させるビタミンCや抗酸化作用のあるビタミンEも含む特筆すべき美肌食材です。また鶏の手羽は皆さんもご存知のようにコラーゲンたっぷりの食材です。

ワインにも合うレシピなので、抗酸化力のある赤ワインと一緒に召し上がっていただいてもいいですね。美味しく食べて、しっかりとシワのケアをしましょう！

美肌レシピ『鶏手羽のプルーン肉詰め』

＜材料＞4人分

鶏手羽中： 8本
豚ひき肉： 80ｇ
鶏レバー： 20ｇ
※豚レバーでも可

パセリ（みじん切り）：大さじ2
プルーン： 8個
パン粉：大さじ1
玉ねぎ（炒めたもの）：大さじ1
卵： 1/4個
黒胡椒：適量
オリーブ油：適量

(作り方）

１．　手羽中の骨を抜く。
２．　鶏レバーの血抜きをし、1㎝角に切っておく。
３．　フライパンに油をしき、鶏レバーを色が変わるまで炒め、粗熱をとる。
４．　３に豚ひき肉、玉ねぎ、パン粉、卵、パセリを入れ混ぜる。
５．　骨を抜いた手羽中にプルーンと④を入れる。
６．　表面にオリーブ油を塗り、200℃のオーブンで20～25分焼く。
７．　焼きあがった手羽に黒胡椒をふる。

＜レバーの効能・効果＞レバーには、シワに良いとされるレチノール（ビタミンAの一種）をはじめ、ビタミンB類、鉄分や良質なたんぱく質など美肌効果が期待できる栄養素がたっぷり含まれています。これらの成分は皮膚の新陳代謝を高めますので、肌の内部組織からシワケアに対応する効果が期待されます。

保湿効果：ビタミンAの1種・レチノールは表皮細胞の生まれ変わりを活発にします。また角質層にヒアルロン酸を増やす効果もあり、保湿効果でシワに対応します。

肌のきめを整える：レバーは女性に不足しがちなミネラル・鉄分が豊富です。鉄分は表皮の新陳代謝を活発にすると同時に丈夫にもするので、きめ細かく滑らかな肌に整えます。

肌のくすみをとる：　鉄分が不足すると血中のヘモグロビン濃度が下がり、細胞に酸素が運ばれなくなるため、細胞がエネルギー不足の状態になり、くすみや、ハリや艶のない肌になります。

＜プルーンの効能・効果＞プルーンはビタミンA,C,E、鉄分、亜鉛、カルシウム等のミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。併せて強い抗酸化物質・ネオクロゲン酸も多く含まれており、その含有量は果実の中では最上位に属します。理想的な美容食材です。

アンチエイジング効果：プルーンの成分、ポリフェノールの一種・ネオクロゲン酸は強い抗酸化力を持つことで注目されています。さらにビタミンEも含まれていますが、こちらもご存知の通り抗酸化力が強く肌の衰えを防ぎます。

肌のくすみの改善：体内に酸素を運び貧血を改善する鉄分は、肌のくすみを取ります。

保湿効果：皮膚や粘膜を健やかに保つビタミンAは肌の乾燥を防ぐ保湿効果があります

吹き出物の予防：食物繊維の多い食品ですので、便秘を解消し腸の調子を整えるため、吹き出物等の肌のトラブルも防げます。

＜鶏の手羽の効果＞ある女優さんが、私が健やかに育ったのは母が鶏の手羽肉のお料理をよく作ってくれたおかげ！と言うのを聞いたことがあります。手羽肉は骨や軟骨等、ゼラチン質の組織の結合ですので、コラーゲンをたっぷり含みます。さらにはシワによいとされるビタミンAも含む優れた健康食材です。

保湿効果：美肌成分の代表選手、コラーゲンは肌に潤いと栄養を与えます。手羽肉のコラーゲンはゼラチン質のため、消化もよく体内に吸収されやすいので、内臓にも優しい優れものです。

シワ、たるみの予防：コラーゲンは肌の弾力を保つ役割をしているため、減少すると肌のシワやたるみに繋がります。さらには真皮からの栄養を送る役割も担っていますので、肌のターンオーバーの乱れにもつながります。

参考サイト　https://www.prune.jp/about/power.html

ターブルドール代表　http://www.tabledor.net/

三好万記子(Makiko Miyoshi)

パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。

主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。

＜資格＞
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター

NEWS