美肌レシピNo.14「サーモンとパプリカのエスカベッシュ」by ターブルドール
美肌レシピNo.14「サーモンとパプリカのエスカベッシュ」
蒸し暑い季節になりました。
梅雨から夏の終わりまで、屋外では高温多湿、屋内ではエアコンによる乾燥で、お肌には過酷な状態が続きます。紫外線予防や保湿等、皆さまも夏のお肌のお手入れはされていると思いますが、まずはしっかりと体調を整えて、夏のダメージを受けないようにすることが第一かと考えます。
そこで今回は、お肌を錆びさせない強い抗酸化力の食材を用いたレシピをご紹介します。ミスユニバースを目指す女性たちも欠かさずに食べる「サーモン」と、優れた成分で栄養満点のアンチエイジングベジタブル「パプリカ」のエスカベッシュです。
「エスカベッシュ」…ひょっとして聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんね。エスカベッシュとは分かりやすくいえば地中海版の南蛮漬けです。酸味が効いた爽やかな味で、暑い夏にも食べやすいメニューです。美肌効果に加えて免疫力のアップも期待できますので、夏バテ対策にも是非、召し上がってください!
美肌レシピ「サーモンとパプリカのエスカベッシュ」
サーモン :200g
米粉(衣) :適量
パプリカ(赤・黄) :各1個
(A)
人参 :40g
玉ねぎ :40g
紫玉ねぎ :40g
プリーツレタス :4枚
(B)
米酢 :大さじ4
オリーブ油 :大さじ3
白ワイン :大さじ1
きび糖 :大さじ1
塩 :小さじ1/2
にんにく :1片
マスタードシード :小さじ1
(作り方)
1.サーモンは一口大にカットする。 人参は細切り、玉ねぎ、紫玉ねぎ、にんにくは薄切りにしておく。
2.パプリカは丸ごと、180℃のオーブンで30~40分、焦げ目がつくまで焼き、 皮をむいて1cm幅の細切りにする。
3.サーモンに米粉をまぶし、180℃の油(分量外)で焼き色がつくまで素揚げする。
4.ボウルにBを全て混ぜ合わせ、Aを加えて味をなじませる。 食べる直前に③のサーモンも入れ、からめる。
5.皿にプリーツレタス、②のパプリカ、④を盛りつける。
<サーモンの効果・効能>
近年、サーモンのアンチエイジング効果が注目されています。世界で活躍するファッションモデルや海外セレブ達も美肌のためにサーモンを食べると言われています。こんなお話を聞くと私たちもサーモンを食べないわけにはいきませんね!
最強の美肌成分「アスタキサンチン」:サーモンのピンクの色素、アスタキサンチンはビタミンEの1000倍もの強い抗酸化力があると言われています。お肌のシミ、シワ等のエイジングケアは言うまでもなく、メラニンの生成を抑制する効力もあるので、美白効果も期待できます。
髪や爪も美しく:お肌はもちろん、髪や爪もタンパク質で作られています。サーモンには良質のタンパク質が豊富に含まれていますので、髪や爪のダメージケアのためにも積極的に摂っていただきたいです。
肌荒れの改善:サーモンには肌荒を改善するビタミンB2以外にB1、B6もあり、ビタミンB群が多く含まれています。B群は活力を与えるビタミンとも呼ばれています。日々をハツラツと過ごすためにもB群のビタミンを沢山含むサーモンで健康美を目指しましょう。
<パプリカの効果・効能>
カラフルな色彩のパプリカもサーモン同様に抗酸化力の高い食材です。ビタミンA, C, Eと、美肌作りには欠かせないビタミンが全て含まれています。パブリカの粉末も販売されていますので、サラダやスープにふりかけて召し上がるのも良いでしょう。色添えと健康効果の一挙両得です。
老化を遅らせるキサントフィル:パプリカの鮮やかな色はカロテノイドによるものですが、カロテノイドには、皆さまもよくご存じのカロテンともう一つ「キサントフィル」があります。キサントフィルは強い抗酸化力で近年、注目を集めている成分です。パプリカにはキサントフィルが豊富で、特に赤にはトマトの約100倍もあるそうです。この数字からもどれだけお肌を若々しく保ってくれるかが分かりますね。
女性の敵「むくみ」のケア:パプリカはカリウムが豊富です。カリウムは体内に溜まった余分な水分を体外に排出してくれます。蒸し暑い季節に、代謝がおちてむくむ傾向にある方にもお勧めです。
<人参の効果・効能>
人参にはアンチエイジングの強い味方、βカロテン、ビタミンB2, C、ポリフェノール、カリウムが含まれています。主役となるレシピは少ないですが、脇役として様々な食材と一緒に活用できますので、毎日の食事に積極的に取り入れていただきたいです。
<玉ねぎの効果・効能>
人参同様に優れた脇役として様々なお料理に活躍するのが玉ねぎです。玉ねぎのヘルシー効果は皆様もよくご存じですね。中でも血液サラサラ効果は有名です。血液がサラサラになることは血の循環が良くなることで、お肌の代謝にもつながります。紫玉ねぎの紫の色にはポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれているので、抗酸化作用に加え、眼精疲労の予防にもなります。
ターブルドール代表 http://www.tabledor.net/
三好万記子(Makiko Miyoshi)
パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、
Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。
テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。
主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。
<資格>
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター