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顔の老化は口呼吸が原因?鼻呼吸メソッド

呼吸の仕方を意識したことがありますか?見た目年齢を老けさせる「たるみ」や「ほうれい線」の原因は口呼吸のせいかもしれません。さらに寝不足・肌荒れ・免疫力低下・口臭やお肌の老化やシミの原因にもなるそうです。本来、呼吸は鼻でするものですが、ある医師は日本人の半分は口呼吸の習慣があると指摘しています。

呼吸法を直すだけで、若返りや健康が叶うとなると是非、意識してみたくなりますよね。今回は呼吸法や口呼吸がもたらす影響についてご紹介いたします。


■口呼吸と鼻呼吸でなにが違うのか
私たちの身体はご存知の通り、酸素を必要としています。つまり生きていく上で呼吸はかかせません。酸素さえ取り入れれば、口からでも鼻からでも変わらないと考えてしまいますが、それは大間違いです。鼻か口かの差で、若さや健康にも影響してくるのです。鼻呼吸が習慣の人の顔と、口呼吸が習慣の人の顔の特長を見比べれば一目瞭然です。

■口呼吸が習慣の人の特長

  • まぶたがたるんでいる
  • 左右の目の大きさが違う
  • 口角が下がっている
  • ほうれい線が目立つ
  • 歯並びが悪い
  • フェイスラインがすっきりしない
  • 顎に梅干しのようなふくらみとシワがある
  • 舌のサイドがギザギザしている

■鼻呼吸が習慣の人の特長

  • たるみのないまぶた
  • スッキリしたフェイスライン
  • 上がった口角
  • 整った歯並び
  • 舌はU字ライン

■口呼吸がもたらす影響
実は私たちの容貌は、口を閉じる事で保たれており、口を閉じることで顔の筋肉が使われています。口呼吸のクセがある人は、気づいたら口が開いていて筋肉が使われずにゆるんでしまっています。そのため、たるみやしまりのないフェイスラインになってしまうのです。
また口呼吸だと血液中に酸素が十分に取り込まれず、くすみや吹き出物の原因にもつながる場合があります。

口呼吸が原因の典型的な顔が「アデノイド顔貌」と呼ばれる顔です。顎が後退して小さく、頬がたるみ、下唇は厚く外に出ています。アデノイドとは、のどの奥の上の方にある咽頭扁桃のことです。アデノイドは乳幼児期に肥大化しますが、思春期までには小さくなります。
ですが、そうならない場合があります。アデノイドが大きくなると空気の通り道を塞いでしまう為、鼻で呼吸するのがむずかしくなります。その為、口で呼吸することが多くなり、ますます肥大化するようです。

■鼻呼吸のメリット

  • 口呼吸よりも多く酸素を取り入れられる
  • 代謝アップや免疫力強化、老化防止
  • 顔が引き締まる、小顔になる
  • アンチエイジング効果
  • 体内・肌の水分を逃がさず美肌に、むくみ、たるみ予防
  • 効率的に酸素を脳に取り入れられ、集中力が上がる
  • 口臭、虫歯、歯周病、歯槽膿漏の予防になる
  • 熟睡ができて自然治癒力が高まる
  • 免疫力がアップする

■トレーニング
1.「あいうべ体操」で口周りと舌の筋肉をストレッチ
「あいうべ」と口を動かすことで、口周りや舌の筋肉、表情筋をストレッチして、舌を正しい位置に戻すことができます。声は出しても出さなくてもOK。全力で行いましょう。

  • 「あ」…口を大きく開く。普段よりも大きく。
  • 「い」…口を大きく横に開く。首の筋が見えるほどに。
  • 「う」…口を強く前に突き出す。
  • 「べ」…舌を出して舌に伸ばす。下あごにくっつくイメージで。

2.舌を上あごにぴたっとトレーニング
鼻呼吸の人は、舌が上あごのくぼみ(スポット)に触れています。この状態ですと空気が口の中から入りにくくなるのです。しかし、口呼吸の人は舌が下あごに触れて落ちているので、空気が口から入りやすくなっています。そのため、舌で上あごに触れるトレーニングをすることで鼻呼吸を促しましょう。

  1. 舌でスポットに触れて3秒キープ×5セット。
  2. 舌でスポットに触れて、離すときにポンッと音を立てる×10セット。
  3. 「らっ!」と20回発音×2セット。
  4. 舌を出して左右交互に2回動かした後にスポットへ当てる×5~10セット。

3.割り箸を横にくわえる
割り箸を横にして、「い」という口の状態でくわえる方法もあります。これを一定の時間続けると、表情筋が鍛えられます。箸がぶつかったりすると危ないので、安全な場所で行うように気をつけましょう。

4.寝るときは口にテープを貼る
寝ているときは意識的にどうこうできません。そこで、口にテープを貼って鼻呼吸を促す方法があります。実験によって、テープを貼ることで就寝中ののどの痛みや、いびきの音や頻度が減ることもわかっています。

 

ただ息を吸うにしても、口と鼻とでは全く意味が違うということがお分かり頂けたでしょうか。小顔効果・美肌効果・免疫力アップまで叶う鼻呼吸を、今日から是非、始めてみませんか?
鼻からたっぷりと息を吸い、細胞のすみずみまで酸素を行き渡らせて、ミトコンドリアの活性化を意識してみてくださいね。

 


参考文献

今井一彰(2019)「シワ・たるみ・くすみが消える美顔呼吸」