美肌レシピNo.11「レンズ豆と白きくらげのおしるこ」by ターブルドール

厳しい残暑が早く終わって欲しいと願う時期ですね。夏の疲れが出てなんとなく体調がすぐれない方も多いのでは？とお察し致します。今回の美肌レシピは夏の疲れを取り、秋を健やかに過ごすのに適した食材でスイーツを考案してみました。
東洋医学では秋に良い食材の定番として挙げられるのが白キクラゲです。乾燥のものが市販されていますので、水に戻してスープやお鍋に使われる方もいらっしゃるかと思いますが、今回はおしるこに入れてみました。しかも小豆ではなくレンズ豆のおしるこです。レンズ豆は貧血や便秘、肌の調子を整える等、女性には嬉しいお豆さんなので、白キクラゲとは最強の組み合わせです！トッピングのイチジクも豊富なミネラルと水溶性食物繊維がたっぷりで美容にお勧めの果物です。今回は干したものを用いました。なぜなら乾燥させることにより栄養が凝縮されて、美肌効用もアップするからです。
美容と健康に良い食材ばかりのスイーツですので、是非、お試しください。美味しく食べてお肌の調子も整える嬉しいレシピです。

美肌レシピ『レンズ豆と白きくらげのおしるこ』

＜材料＞ 4人分
レンズ豆 100g
水 300g
きび糖 80g
白きくらげ 5g
干しいちじく(ソフトタイプ) 8個

（白玉だんご）8個分
白玉粉 40g
水 35㏄～

＜作り方＞

（準備）白きくらげはたっぷりの水で戻しておく。レンズ豆はさっと洗っておく。
鍋にレンズ豆と水を入れ火にかけ、やわらかくなるまで１５～２０分程茹で、きび糖を入れ溶かす。
白玉粉に水を少しずつ加え、耳たぶくらいの固さになるまで、水を加え混ぜる。
3を8等分にし、丸めて中心を指でへこませる。鍋にたっぷりの湯をわかして白玉を入れ、浮き上がってきたら冷水に取る。
器に1を入れ、3と白きくらげ、干しいちじくを飾る。

＜レンズ豆の効果・効能＞
レンズ豆は一説によりますと遠い昔、新石器時代から栽培されてきたと言われています。長い歴史があると言うことは、人類にとって大事な食材だった証ですね。低カロリーで栄養価が高く、味にクセがなく様々なお料理に合います。

腸内の善玉菌を増やし美しいお肌に: レンズ豆には食物繊維がたっぷり含まれています。ご存知のように食物繊維は便通をよくします。また腸内の善玉菌を増やす効果もあるようなので、腸内環境を整え、美しいお肌につながります。

アンチエイジング: レンズ豆にはお肌のアンチエイジングに欠かせない抗酸化成分のポリフェノールやカロテノイドも豊富に含まれています。シミやシワを防く効果も期待できます。

お肌のターンオーバーの活性化: レンズ豆に含まれている葉酸は細胞のターンオーバーを活性化させる働きがあります。中高年には乱れがちなお肌のターンオーバーも促進してくれるはずです。

明るいトーンのお肌に: レンズ豆は他の豆類に比べると鉄分が倍程、含まれています。そのため女性に多い貧血の改善にも期待が持てます。貧血が改善されると血色が良くなり明るいトーンのお肌になります。

＜白キクラゲの効果・効能＞
白キクラゲは、絶世の美女「楊貴妃」が美肌のために食べたと言われています。ヒアルロン酸を上回る保水力があるとの実験結果もあり、漢方ではおなじみの美肌食材です。

潤いのあるプル肌効果: 白キクラゲで特筆すべきは抜群の保湿力です。東洋医学では秋に潤いをもたらす旬の食材とされています。秋からはお肌の乾燥が気になる時期ですので、白キクラゲの保湿力でしっとりと潤ったプルプルのお肌を目指しましょう。

ダイエット効果: 白キクラゲは食物繊維が豊富でおまけに低カロリーです。満腹感もありますので、ダイエットには最適の食材です。

＜イチジクの効果・効能＞
夏の終わりから秋にかけてが旬のイチジクは抗酸化力のあるポリフェノールが多く含まれていて、なおかつ水溶性の食物繊維も豊富ですので、女性には嬉しい果実です。

シミ・シワの予防: イチジクに含まれるアントシアニンは目に良い成分としてご存知の方も多いと思いますが、抗酸化力の強いポリフェノールの一種です。他にもザクロエラグ酸というポリフェノールも含まれています。これらの成分はシミやシワを予防してお肌のアンチエイジングに効果があります。

更年期障害の緩和: イチジクのつぶつぶにはエストロゲンという成分が含まれています。エストロゲンは女性ホルモンと同じ働きをすることで注目の成分です。月経前の体調不良や更年期障害の緩和につながります。おまけにコラーゲンの再生力を高めるようなので、美肌効果も期待できますね。

老け見え防止: イチジクもレンズ豆同様に鉄分が多く含まれています。鉄分が不足しますとお肌以外に髪や爪の状態も悪くなります。歳より老けてみられないためにも、女性に不足しがちな鉄分が含まれる食品を積極的に摂るようにしましょう。

＜きび糖の効果・効能＞
今回のレシピには甘味に「きび糖」を用いました。きび糖はさとうきび本来のミネラルが含まれた状態ですので、味わいはまろやかでコクがあります。上白糖に比べ精製されていない分、糖の消化吸収も穏やかなので最近はヘルシーなお砂糖として注目されています。

参考サイト
https://garop.jp/c3/vg/rennzumame-2.htm
https://shufuse.com/249

ターブルドール代表　http://www.tabledor.net/

三好万記子(Makiko Miyoshi)

パリに3年間滞在中、フランスの食文化に興味を持つ。
Le Cordon Bleu Paris、Ritz Escoffier Parisに通い、Madame Pascale Alemany から家庭料理を学ぶ。テーブルコーディネートを二木榮海氏に師事。

主婦、二児の母親の経験を活かし、家庭でも簡単にできるデイリーフレンチをベースとしたおもてなし料理を教えるサロンを主宰。出張料理人としても、一般家庭のホームパーティーから、企業のレセプションなどで立食からコース料理までパーティーのスタイルに合わせたケータリングを始める。料理だけでなく、インテリアコーディネーターの資格をいかし、おもてなし空間作りのアドバイスやテーブルコーディネートの提案など、パーティーやイベント企画などの活動も多数。

＜資格＞
Le Cordon Bleu料理ディプロム
Ritz Escoffier Paris菓子ディプロム
インテリアコーディネーター

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